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2021年4月27日(火)

政権交代への「共闘の力」

衆院北海道2区補選 松木氏

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(写真)山口たか「市民の風」共同代表(右から2人目)ら市民の人たちと話す松木氏(左端)=25日夜、札幌市

 25日投開票の衆院北海道2区補選は、市民と野党の統一候補でたたかった松木謙公前衆院議員が5万9664票を獲得し、当選を果たしました。市民と野党が政権交代を掲げて大奮闘した「共闘の力のたまもの」です。

 2016年の道5区補選に始まった安保法制=戦争法の廃止、立憲主義の回復を原点とする「市民と野党の共闘」は、攻撃や妨害を乗り越えて総選挙で政権交代を実現しようと歩みを進めています。

リスペクト貫く

 松木氏は、5年前の道5区補選で共同街宣の実現など“市民と野党の共闘の一番星”の役割を担いました。

 2区補選では、「戦争させない市民の風・北海道」、日本共産党を含む野党と協定を結び、「冷酷で強権的な菅自公政権を終わらせる」ことで合意。「野党統一で頑張り、政権交代をめざす」と選挙区を駆け回りました。

 コロナ対策では、PCR検査の拡充や特別給付金の支給など「政策を総動員」し、「大きな経済対策として消費税減税をぜひやりたい」と第一声から最後まで訴え続けました。

 投票率が30・46%と過去最低となる下、NHKの出口調査で無党派層から30%台の支持を得ました。

 「幅広く応援をいただいた」と語った松木氏は、遊説先で日本共産党の地方議員や後援会員が駆け付けるたびに「共産党のみなさんが来てくれています」と紹介。リスペクト(尊敬)を貫きました。

総選挙で決着を

 松木事務所で開票を見守った「市民自治と平和をめざす北区・東区の会」の井上敦子世話人は「勝利をバネに政治の流れを変え、政権交代への流れをつくっていく。市民と野党の信頼関係を一歩一歩深めて、強いものにしていきたい」と総選挙へ意気込みます。

 来たる総選挙は菅自公政権と決着をつけるたたかいになります。

 収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農水相が所属した自民党は、金権腐敗への怒りに候補擁立を断念し、何ら説明責任を果たさず5月中に総選挙候補を公募し、議席奪還を狙っています。「不戦敗を選択し、逃げた」「『有権者は忘れる』と高をくくっているなら、しっぺ返しを食うだろう」(北海道新聞)と批判されています。

 日本共産党道委員会の青山慶二委員長は25日、談話を発表しました。補選の成果と教訓を生かし、市民と野党の共闘をいっそう発展させ、「政権交代、野党連合政権実現」へ全力を挙げると表明しています。

当松木謙公62立元 59664

 鶴羽佳子53無新 27355

 山崎泉48維新 22459

 長友隆典52無新 15738

 齊藤忠行29N新 5630

 小林悟56無新 5552

 (投票率30・46%)


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