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2021年4月27日(火)

衆参3選挙 野党完勝

菅政権初の国政選 審判

 25日に投開票された衆院北海道2区、参院長野選挙区の両補選と参院広島選挙区再選挙の3国政選挙すべてで、市民と野党の統一候補が勝利しました。菅義偉政権にとって初の国政選挙で、政権・与党の新型コロナウイルス感染症対策や金権腐敗政治に対し、国民は厳しい審判を下しました。市民と野党は3選挙区すべてで政策協定を結び、幅広い勢力を結集してたたかい、「共闘」の力を示しました。

 菅首相は26日、選挙結果を受けて首相官邸で記者団の質問に答え、「国民の皆さんの審判を謙虚にうけとめる」などと述べました。

 北海道2区は、収賄罪で在宅起訴された自民党の吉川貴盛元農水相の辞職にともなう選挙。野党統一候補の松木謙公氏=立憲民主党公認=が5万9664票を獲得して当選しました。自民党は候補を立てることさえできませんでした。

 参院長野補選は、立憲民主党の羽田雄一郎氏の死去にともなうもの。雄一郎氏の実弟で野党統一候補の羽田次郎氏=立憲民主党公認=が41万5781票を獲得し、32万5826票を得た自民党の小松裕氏を制し当選しました。

 参院広島選挙区は、19年参院選の大規模買収事件で有罪が確定した河井案里前参院議員の当選無効にともなう再選挙でした。野党統一候補の宮口治子氏は37万860票を獲得し当選。33万6924票を得た自民党の西田英範氏との事実上の一騎打ちを制し、自民党地盤の強い同地域で共闘による歴史的勝利を果たしました。


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