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2021年4月25日(日)

「多くの方困窮」実感

東京・大田でフードバンク

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(写真)食料や日用品を受け取る人たち=24日、東京都大田区

 コロナ禍で生活に困っている人を支援しようと、東京都大田区の東京南部法律事務所の呼びかけで結成した「フードネット大田」は24日、JR蒲田駅前でフードバンクを開きました。米や缶詰、約300食が用意され、マスクや生理用品も配布しました。

 開始20分以上前からたくさんの人が並び、食料などを受け取ると「ありがとうございます。助かります」とお礼を述べました。ボランティアとして初参加した女性(35)は「思いのほかたくさんの人が受け取りに来た。多くの方が困窮していると伝わってきました」と話します。

 食料を受け取った女性(41)は「生活が厳しいので本当にありがたい。子どもが3人いるが一番上の子は大学生。学費や生活費で大変」と話しました。

 同法律事務所の永井久楽太(くらふと)弁護士(28)は「アンケートに寄せられた声はバイトのシフトがなくなってしまったという方など、幅広い世代にコロナが影響していると感じた。貧困は外見では判断できません。目の前の人も生活が苦しいことが多いです」と話しました。

 「生活保護を受けたい」という相談も寄せられ、相談員が丁寧に対応しました。


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