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2021年4月22日(木)

病床削減案 廃案迫る

医療・介護拡充へ署名9.7万

全労連・中央社保協

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(写真)病床削減法案の廃案を求め運動を広げようと訴える黒澤氏=21日、参院議員会館

 病床削減推進法案の参院厚生労働委員会審議入りを前に21日、徹底審議の上で廃案を求める緊急国会行動が参院議員会館で行われました。医療・介護の拡充を求める「いのちを守る」署名9万7774人(累計34万2374人)分を提出しました。主催は全労連と中央社会保障推進協議会。

 あいさつした全労連の黒澤幸一事務局長は「医師・看護師の絶対数が不足している。長時間労働を放置し、病床数を削る法律では国民の命を守れない。廃案に追い込もう」と呼びかけました。

 日本医労連の森田しのぶ委員長は「衛生材不足、PCR検査不足、日常生活の行動制約でメンタル不全が増加。効率優先ではなく人員増、財政支援こそ必要」、自治労連の高柳京子副委員長は「病床不足で保健所職員が“命の選別”を迫られ大きな負荷がかかっている。激務で若い専門職の離職も続いている」と訴えました。

 中央社保協の山口一秀事務局長は「大本に菅政権の自助・共助の自己責任論があり、社会保障の責任を放棄しようとしていると、世論に訴えよう」と強調。「いのち署名」の集約▽地元での議員要請▽審議の傍聴―などを行動提起しました。

 日本共産党の清水忠史衆院議員が「社会保障優先の予算、国政に変えよう」とあいさつ。立憲民主党の石垣のり子参院議員がメッセージを寄せました。


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