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2021年4月11日(日)

日米合意25年 普天間の返還 早く

デニー知事 新基地固執やめよ

 玉城デニー沖縄県知事は9日の県庁での記者会見で、同県宜野湾市の米軍普天間基地の全面返還を日米両政府が合意してから12日で25年となるにもかかわらず、返還が実現していないことを問われ、「最も大きな理由は、県民の頭越しに日米で合意した計画(新基地建設)に固執していることにある」と強調しました。

 デニー知事は、県としてこれまで、市街地の中心部に位置する普天間基地の固定化は避けること、一日も早い危険性の除去や早期閉鎖・返還などに取り組むことを、日本政府に求めてきたと説明しました。

 日米両政府が普天間基地返還のための代替施設だと主張して固執する、同県名護市辺野古の米軍新基地建設についてデニー知事は、新基地の提供手続き完了まで12年もかかり、普天間基地の危険性除去や返還につながらないことを改めて指摘しました。

 デニー知事は新基地建設の工事中止も求めていると述べた上で、「日米両政府は沖縄県の意見を真摯(しんし)に協議の場で聞いた上で、解決方法を追求していただきたい」「基地の整理・縮小は県民の長年の悲願だ」と訴えました。


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