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2021年4月10日(土)

参院改革協設置へ

紙氏「協議は憲法の枠内で」

各会派代表者懇

写真

(写真)参院各会派代表者懇談会=9日、国会内

 参議院の各会派代表者懇談会が9日、山東昭子議長の呼びかけで開かれ、参議院改革協議会を設置することで合意しました。

 同協議会の設置をめぐっては、2017年に設置された前回の改革協で、選挙制度専門委員会で一度も議論されなかった選挙制度「改正」案を自民党がごり押しするという乱暴な運営が行われたため、その反省がないまま設置することはできないとの批判があがっていました。

 同日の懇談会で自民党の世耕弘成参院幹事長は、前回の運営をめぐって「会派間の信頼関係にかかわるとの批判を重く受け止める。大変遺憾であった」と発言。山東議長も「そうした批判を受けることのないよう誠心誠意つとめたい」と述べました。

 日本共産党の紙智子参院議員団長は「各会派の合意形成に努め、議論を尽くすことは鉄則だ。そのことを前提に設置に賛成する」と表明しました。また、憲法は参議院が全国民を代表する存在であることを定めており、改革協の協議は憲法の枠内で進めるべきだと主張しました。


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