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2021年3月14日(日)

「所持金は数千円」

コロナ禍 女性の相談会

東京・新宿

写真

(写真)マスクや生理用品などの支援物資の開封作業をするボランティア=13日、東京都新宿区

 コロナ禍で困窮した女性を支援しようと「女性による女性のための相談会」が13日、東京都の新宿区立大久保公園で開かれました。主催は弁護士や労働組合、市民団体の有志らでつくる実行委員会。

 悪天候のなか子連れなど22人の女性が訪れ食料や生理・衛生用品、基礎化粧品、花などの物資を受け取り、カフェエリアで、生活支援員やDV相談員、保育士、看護師などに相談を寄せました。

 「昨夏に数年間働いていた職場で契約終了となり困窮。所持金は数千円」(30代・無職)、「マスクなど生活物資がほしい。お茶が飲めてうれしい」(高齢・単身者)などの相談がありました。

 「福祉事務所の対応がよくない。生活保護を受けたい」、「外国で働き失業。帰国後、さまざまな給付の対象外で困っている」などの声が寄せられました。

 ネットカフェ生活者が5~6人おり、「後日、生活保護申請に同行」など支援につながった人が2人いました。

 実行委員会の松元千枝さんは、女性は不安定な労働や生活を強いられており、国や自治体による支援が全国で必要だと指摘。困りごとを感じている女性に「少しでも不安を感じたら相談に来てほしい」と呼びかけました。

 相談会は、14日も午前10時から午後5時まで開催します。


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