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2020年12月29日(火)

見た 知った 希望持てた

JCPサポーターまつり

手をつなぎ新しい未来をつくろう 志位委員長がスピーチ

 27日にインターネット上で行われた「JCPサポーターまつりオンライン」。多くのサポーターの協力やゲスト出演を得て、コロナ禍で国民の苦難軽減に奔走する日本共産党の日常の姿を、多彩な映像で展開しました。ライブで視聴した人は4万4千人、終了後に当日配信されたオンデマンド再生回数は3万6千回に上り、サポーターやライン登録、寄付の申し出も。ツイッターでは「共産党の議員さんたちの知性とユーモアと柔軟性が感じられる、いいイベント」「今の世の中に絶望しがちな自分にとっては、やっぱりそれじゃダメって思ってる集団がいるのだと希望が持てた」「どんどん変わっていく日本共産党。今の日本で『真っ当な政党』のひとつ」などの感想がありました。(志位委員長スピーチ全文)(関連記事1)(関連記事2


写真

(写真)訴える志位和夫委員長

 音響と照明、背景に浮かぶ映像―。サポーターによる演出の凝らされた動画で、志位氏のスピーチはいっそう感動的でした。志位氏は、「政治は、一握りのどこかの政治家がやるもんじゃありません。主権者である一人ひとりの国民が手をつなげば、政治は変えられる。手をつないで新しい未来をつくっていきましょう」と力を込めて呼びかけました。

 冒頭、志位氏は薄暗い会議場でマイクを握り、「新型コロナ危機はレントゲンのように私たちの社会のもろさと矛盾を映し出しました」と切り出しました。医療崩壊や非正規労働者の困窮、女性の離職や自殺の増大、食うや食わずに追い込まれた学生の状態をあげ、「こういう『あってはならない現実』を力をあわせて変えよう」と声を震わせるように呼びかけ。「コロナ危機を乗り越えた先は、すべての人々が安心して、希望をもって生きることができる、新しい日本をつくろう」と力を込めました。

 そこから演壇に上がった志位氏。照明も明るく変わる中、「来年は必ず総選挙が行われます」として野党連合政権をつくるために全力をあげると表明。背景には新自由主義の転換、立憲主義の回復、自主自立の平和外交、自然と共生する経済社会、ジェンダー平等実現など「五つの提案」が浮かび上がりました。

 志位氏は、「この五つの目標を、みんなで力をあわせてやろうじゃありませんか。来年の総選挙を、共闘勝利、日本共産党躍進で、日本を大本から変える歴史的な総選挙にしていこうではありませんか」と訴え。BGMも高まっていきます。

 続いて志位氏は、「新型コロナ・パンデミックのもとで、『資本主義をこのまま続けていいのか』が大きな問題になっている」と切り出し、労働苦、格差拡大、環境破壊の一番の根っこに、資本主義のシステムの矛盾があると解明。「人類は資本主義を乗り越えて、さらに先の社会――社会主義・共産主義に進む力をもっている」「すべての人間がその能力を自由に全面的に発展させることが可能になる社会。これが私たちのめざす理想社会の姿です」と正面から資本主義の変革と社会主義の理想を力説しました。

 最後に、志位氏は近づくカメラをのぞき込むようにして「私たちは得意なこともありますが、得意でないこともあります。そこはサポーターのみなさんの知恵と力を借りながら、一緒に良い日本をつくっていけたらと願っています」と笑顔で語り、「よいお年を」と述べました。


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