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2020年10月8日(木)

政権交代、連合政権の実現を

日本共産党躍進の勢いをつくり出そう

全国都道府県委員長会議 志位委員長あいさつ

 日本共産党は7日、党本部で全国都道府県委員長会議を開催し、前日の幹部会が採択した二つの決議にもとづいて、来たるべき総選挙での勝利と躍進、強く大きな党づくりの運動の発展をどうはかるかについて活発な議論を行い、幹部会決議が提起した「次の総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立することに正面から挑戦する」決意を固め合いました。志位和夫委員長があいさつし、小池晃書記局長が幹部会第一決議、山下芳生副委員長が第二決議についてそれぞれ報告し、討論へのまとめを行いました。討論では、28人が発言しました。

 (報告・まとめの詳報1)(報告・まとめの詳報2)


写真

(写真)全国都道府県委員長会議であいさつする志位和夫委員長=7日、党本部

 志位氏は幹部会決議について、「特別月間」を通じて、党建設で長期にわたる後退傾向を抜け出し、前進に転じる重要な足掛かりを築いた成果を踏まえて、二つの内容で党活動の発展をはかることを提起していると語りました。

 第1は、党活動全体を、総選挙勝利を“前面”に、党員拡大を根幹とする党勢拡大を“中心”にしたものへと発展させることです。志位氏は、「解散・総選挙ぶくみ」の情勢のもとで、これまでの活動を情勢にふさわしく発展させることを呼びかけたと強調しました。

 第2は、党活動の“中心”と位置付けた党勢拡大運動について、「支部が主役」の党づくりという「大道」をさらに発展させつつ、世代継承にも目的意識的にとりくむ運動へと発展させることです。

 その上で志位氏は「幹部会決議は、来たるべき総選挙の目標について、『次の総選挙で政権交代を実現し、野党連合政権を樹立することを目標に掲げ、それに正面から挑戦する』ことを目標にすえました」と報告。「野党連合政権に道を開く」とした第28回党大会決定からさらに踏み込んだ目標だが、「当然の目標ではないでしょうか」と語りました。

 日本学術会議への人事介入など安倍前政権を上回る強権ぶりを早くもあらわにしている菅政権を続けさせるわけにはいかないと指摘。同時に、本格的な共闘でたたかう条件のある初めての総選挙になるとして、「野党に、政権交代を実現する意思と覚悟が問われる総選挙となるでしょう」と述べました。

 志位氏は「いま野党に求められているのは、『次の総選挙で、菅政権を倒し、政権交代を実現する』『日本共産党を含む「オール野党」で野党連合政権を実現する』という決意を国民に示すことではないか」と強調。「野党がその決意をきっぱりと示してこそ、多くの国民の期待に応えることができるし、野党の本気度が伝わり、情勢の前向きの大変動をつくることができる」と語りました。

 その上で「来たるべき総選挙を政権奪取の歴史的選挙にできるかどうかは、日本共産党のこれからの奮闘にかかっている」と強調。「『比例を軸』にした日本共産党の躍進の流れ、勢いをつくりだすことが、政権奪取の歴史的選挙にしていく最大の力になります」と訴え、「直面する総選挙で政権奪取を目標にすることは、98年の日本共産党の歴史でも初めてのことです。この歴史的挑戦に意気高くとりくもう」と呼びかけました。

 志位氏は、「解散・総選挙ぶくみ」の情勢のもとでの党活動の構えについて、いつ解散・総選挙になっても勝利できるように、全有権者を対象にした選挙独自のとりくみに思いきって打って出るのと同時に、党活動の“中心”――党活動の重点は党勢拡大にあることを握って離さずに頑張りぬきたいと訴えました。

 最後に、「次の総選挙で政権交代と連立政権を実現するという党の歴史でもかつてない新しい挑戦に本気でとりくもう。そしてこの大志ある挑戦にとりくむ以上は、この事業を支える党づくりでも、『月間』でなくても党勢拡大で毎月前進を続ける党へと成長する』という新しい挑戦にとりくもう」と、“二つの挑戦”を呼びかけました。

二つの意味で党の躍進を

志位委員長が閉会あいさつ

 志位和夫委員長は全国都道府県委員長会議の閉会あいさつで、次の総選挙での政権奪取、野党連合政権の実現にむけて、「日本共産党の躍進を二つの意味でつくりだすことが決定的だ」と強調しました。

 第一は、10、11、12月と、この現瞬間に躍進の勢いをつくりだすことです。志位氏は、「政治的にも組織的にも共産党の躍進の勢いをつくりだす。政治的とは総選挙勝利を“前面”にした活動、組織的とは党員拡大を根幹とした党勢拡大運動を“中心”課題として推進することです」として、「この両面で、国民に党の勢いがびんびんと伝わるような活動を現瞬間、とくに年内につくれるかが一つの勝負どころだ」と訴えました。

 第二は、総選挙において、比例を軸に「850万票、15%以上」の得票目標をかけ値なしに実現することです。志位氏は、「今度の総選挙で政権を取ろうというわけですから、この目標をやらなくて、いつやるのか」と強調。実際に政権交代を実現し、連合政権をつくろうと思えば、野党勢力全体の躍進が必要だが、なかでも日本共産党の躍進なくして連合政権はつくれないと語りました。

 また、野党連合政権樹立後の政権運営にとっても、強大な党国会議員団と、全国の草の根での党建設の高揚は、新しい政権を支え、前進させるうえでどうしても必要になると訴えました。

 志位委員長あいさつ全文

 幹部会第一決議全文

 幹部会第二決議全文


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