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2020年10月8日(木)

全国都道府県委員長会議

党勢拡大運動を「支部が主役」で発展させ世代的継承に目的意識的にとりくもう

幹部会第二決議 山下副委員長が報告

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(写真)幹部会第二決議の報告をする山下芳生副委員長=7日、党本部

 山下芳生副委員長は、党活動の“中心”と位置付けた党勢拡大運動の前進を提起した幹部会第二決議について報告しました。

 山下氏は、「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」が党建設で前進に転じる“足掛かり”を築いたとして、全党の大奮闘に敬意を表するとともに、この到達に立ち、「いま、党づくりを前進させる、かつてない条件が生まれている」と指摘。二つの方向性を示し党建設・党勢拡大のさらなる発展を呼びかけました。

 一つは、「支部が主役」の党づくりの「大道」をすべての支部に広げ、「3割増」に向けて党勢拡大を持続的な前進の軌道に乗せる。総選挙勝利を前面に前回総選挙時水準の回復・突破、「3割増」を目指し、党員拡大でも「しんぶん赤旗」読者拡大でも、毎月前進をかちとる―です。

 二つは、その中で世代的継承に目的意識的にとりくみ、党全体の力で世代的継承を成功させることに本格的に挑戦する―です。

 山下氏は、「全党の努力でつかんだ確信を生かすなら、党勢拡大を持続的な前進の軌道に乗せることはできます」と指摘。確信とすべき次の点を示して奮起を訴えました。

 第1は、「支部が主役」の党づくりの「大道」が広がっていることです。

 第2は、中央と全党が、党建設のあらゆる面で長期の後退からくる惰性に自己分析のメスを入れ、党大会第二決議にもとづく改革・発展にとりくんだことです。

 第3は、改定綱領がすべての党活動を発展させる土台として生命力を発揮していることです。

 続いて山下氏は、党にとって「緊急で死活的な課題」である党の世代的継承をいかにして成功させるかについて提起しました。

 「支部が主役」の「大道」を広げるなかで、世代的継承を意識的に追求することがカギと述べ、「党大会第二決議は全体が世代的継承の方針となっている」と指摘。これを最大の指針にして強めるべき努力方向を具体的に示し、「党創立100周年に向け、全党の力で、世代的継承を成功させ、日本社会の現在と未来に責任をもつ党をつくろうではありませんか」と呼びかけました。

 民青同盟が、新型コロナ危機のもとで大きな社会的役割を発揮し、組織的前進をかちとる絶好のチャンスと述べて、特別の援助を強調しました。

 山下氏は、全党が「月間」でなくても党勢拡大で毎月前進を続ける党へという新たな挑戦にとりくみ、成長することを強く訴え、10~12月の奮闘を呼びかけました。

 法則的運動―「支部が主役」の党づくりの「大道」を、党大会後の努力、「特別月間」の奮闘をつうじて全党が切り開きつつあることに確信を持って、全党がこの道をひたむきに進もうと呼びかけて報告を終わりました。

第二決議 討論のまとめ

 山下芳生副委員長が幹部会第二決議についての討論のまとめをおこないました。

 山下氏は、それぞれの討論の中身を引きながら、全党の経験と教訓が明らかになり、学ぶことが多かったとして、次の2点を強調しました。

 一つは、「支部が主役」の党づくりの「大道」が広がっていること、その確信を生かすなら、「3割増」の党をつくれると明らかにしたことが、討論を通じて豊かに裏付けられたことです。

 二つは、「支部が主役」の「大道」を広げるなかで、世代的継承を目的意識的に追求するという新しい方針が全党から歓迎され、「緊急で死活的な課題を、この方針で挑戦してみよう」という決意が生まれていることです。

 山下氏は、「10月からが勝負です。これまでの努力をとぎれさせず前進へともにがんばりましょう」とよびかけました。


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