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2020年2月16日(日)

加計学園・獣医学部“四国枠”

20年度合格者はゼロ

畑野氏聞き取り

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(写真)岡山理科大について文科省から聞き取りをする畑野氏(中央)=14日、国会内

 日本共産党の畑野君枝衆院議員は14日、学校法人「加計学園」(岡山市)が運営する岡山理科大学獣医学部(愛媛県今治市)で、四国4県の特待枠の2020年度合格者がゼロとなった問題で、文部科学省から実態を聞きました。共産党の田中克彦愛媛県議が同席しました。

 「四国枠入試特待生制度」と称する特待枠は、卒業までの最大6年間、年間100万円の授業料の支払いを最大20人まで猶予するというもので、同大学の開学の目玉とされてきました。

 同省担当者は「初年度(18年度)から受験生が集まらず、地域の高校生に周知してきた」と説明しました。

 田中氏は、19年度の特待生の合格も1人だけだったと指摘。畑野氏は「当初から四国での獣医師養成の必要性を疑問視する指摘があった」と述べました。

 今回の事態によって、安倍政権のもとでの国家戦略特区による加計学園の獣医学部新設への認可が妥当な判断だったのかが、あらためて問われることになります。


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