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2019年6月6日(木)

生放送!とことん共産党

小松泰信氏と紙参院議員が農業語る

小松氏 共産党綱領に「感動」 紙氏 民意で政治は変わる

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(写真)「とことん共産党」に出演する(左から)紙智子、小松泰信、朝岡晶子の各氏

 日本共産党のインターネット番組「生放送!とことん共産党」が5日に配信され、ゲスト出演した『隠れ共産党宣言』の著者、小松泰信・長野県農協地域開発機構研究所長と、安倍農政の問題を追及してきた紙智子参院議員が「命を支える農業を発展させてこそ日本が元気に」をテーマに語り合いました。司会は朝岡晶子さんです。

 冒頭、日本農業新聞の農協組合長アンケート(4月発表)で、安倍農政を「評価しない」という回答が7割もあったと紹介され、紙さんは、国は規制緩和ありきで現場の声を聞かないからだと指摘。参院選が終わった後に日本の農産物市場をさらに明け渡す貿易協定を米国と締結しようと狙う動きに触れ、「こんなやり方は大問題だ」と批判しました。

 小松さんも「農業にしわ寄せが来るのは明らかです」「(安倍首相は)辞めてもらいましょう」と応じました。

 その先に希望ある農政をどうつくるのか―。番組では、家族農業への支援を呼びかけた国連の「家族農業10年」の重要性が話題になり、小松さんは、家族農業には、地域社会を支えるとともに国土保全など多面的役割があると説明しました。

 紙さんは「家族農業への支援について、首相は『共産党の主張というより自民党の主張だ』と答えたが、まったく進めようとしていない」「国連の呼びかけは、国際的に格差と貧困が広がって飢餓で亡くなる人が出ている状況を変えようと考えているからだ。家族農業を基本として地域を支えることが、格差と貧困をなくすうえで大事だ」と語りました。

 それに対して小松さんは、日本共産党綱領にある「国の産業政策のなかで農業を基幹的な生産部門として位置づける」という文言に「感動した」と評価。「(その実現を)訴えていく重責を担っているので頑張ってほしい」と紙さんを激励しました。

 紙さんは各地で参加している農林水産業問題のシンポジウムで、住民たちが自ら地域社会を支えようと模索している姿に希望を感じると述べ、「いまの政治は永久には続きません。国民の意思で政治は変わります」と強調。小松さんは「最後の最後まで1票でも多く集めて、絶対に参院選を勝ってほしい」と熱いエールを送りました。


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