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2018年12月23日(日)

定置網に半額補助

漁業者と倉林氏の要望実る

19年度政府予算案

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(写真)漁業者と懇談する(右から)倉林明子、紙智子両参院議員=8日、京都府舞鶴市

 21日に閣議決定された2019年度政府予算案で、定置漁業者から強い要望のあった定置網への補助事業が盛り込まれました。日本共産党の倉林明子参院議員が昨年4月の決算委員会で取り上げ、実現を求めていました。

 定置漁業で使われる定置網には2億円から8億円規模の投資が必要です。その修理にも2千万円から3千万円が掛かり、漁業者には重い負担になっていました。

 これまで漁船のリース事業に国が助成する制度はありましたが、定置網は対象になっていませんでした。昨年7月に行われた倉林氏と京都北部の漁業者との懇談でも「ぜひ対象に」との声が寄せられていました。

 予算が成立すれば来年4月から補助事業が開始されることとなり、2分の1が国庫負担となります。京都府舞鶴市で漁業を営む田井水産有限会社の丸山好・代表取締役社長は「網は定置漁業者にとってなくてはならない道具だが、負担は本当に厳しい。京都だけでなく、全国の定置漁業者の力になる成果だ。国会で漁業法が改悪されたが、施行まで2年ある。漁業者の意見が反映されるよう、倉林さんには引き続きがんばってほしい」と語りました。


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