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2013年5月10日(金)

東大和市河川敷 空間放射線量毎時0・33マイクロシーベルト(1メートル高)

詳細調査と除染など都に要請

共産党都議団が発表

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(写真)会見で調査内容を説明する(右から)尾崎、かち、清水の各氏=9日、都庁

 東京都東大和市内の空堀川河川敷で、空間放射線量を測定した結果、最高毎時0・33マイクロシーベルト(高さ1メートル)を検出したと、9日、日本共産党都議団が記者会見で発表しました。

 調査は2月に2回と4月4日に実施。2月の調査で、河川敷を2メートルメッシュで48地点を調査し、うち6地点は、地上1メートルで0・23マイクロシーベルト以上(年間被ばく線量1ミリシーベルト以上に相当、環境省の汚染状況重点調査地域の除染基準)でした。

 調査に同行した日本科学者会議災害問題研究委員の坂巻幸雄氏は、高線量が検出された要因について、増水時に放射性物質を含んだ汚泥が河川敷に流れ込み、周辺より比較的高くなったこと。さらに、近くの上流部にある下水道の雨水管から放射性物質を含んだ雨水や汚泥が流れ込み堆積したものではないかと推定しています。

 会見には、清水ひで子、かち佳代子両都議と尾崎あや子都議予定候補(北多摩1区=東大和、東村山、武蔵村山市)、森田真一東大和市議が参加しました。

 かち氏は「原発事故から2年たっても、多摩地域の河川敷で高い値が検出された。他の同じような場所でも高い値が検出される可能性がある」と指摘しました。

 同日、都に対し詳細な調査の実施と、高線量地点へ都民が近づかないよう対策を講じ、除染するよう要請しました。

 党都議団は福島原発事故後、測定器を購入し、都内全域の空間線量や土壌の放射線量測定を行い、都にきめこまかな測定・除染の実施を要求してきました。


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