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2012年8月4日(土)

総選挙勝利に決定的な8月・9月

「大運動」の成果に立ち党勢拡大目標を総達成しよう

8月3日 日本共産党中央委員会幹部会

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(1)

 昨年7月の第3回中央委員会総会から始まった「党創立90周年をめざす党員拡大を中心とした党勢拡大大運動」をつうじて、わが党は、中心課題である党員拡大で約1万8千人の新しい党員を迎え、福岡県と全国26の地区委員会が「大運動」目標を達成しました。とくに、全国活動者会議以降2カ月余の「特別期間」での全党の奮闘はめざましく、7月の入党決意者数は7千人を超え、1カ月での入党数では四半世紀ぶりの成果となりました。「しんぶん赤旗」の読者拡大では、7月度は、日刊紙も日曜版も全都道府県で前進し、前進幅も「大運動」期間中最大となり、4カ月連続前進となりました。2地区委員会が日刊紙・日曜版の双方で前回総選挙時を上回り、宮崎県と15地区委員会がどちらかで上回りました。

 「大運動」をつうじて、党員拡大を中心にすえた党勢拡大が、全党の日常不断の活動として血肉化し、本来の党活動として定着する軌道に乗り始めていることは、きわめて重要な成果です。党員拡大を党勢拡大の根幹、中心課題として貫くことによって、党活動全体が活性化し、支部と国民との結びつきが広がり、「しんぶん赤旗」の読者拡大や定着の力が強まることも立証されつつあります。

 幹部会は、1年1カ月にわたる「党勢拡大大運動」で奮闘されたすべての党組織と党員のみなさんに、心から敬意を表します。「大運動」の期間中に、新しく入党されたすべての党員のみなさんに、心からの祝福と歓迎のメッセージを送ります。

(2)

 同時に、強調しなければならないのは、私たちの挑戦は道半ばだということです。

 私たちが「大運動」で掲げた目標にてらせば、党員拡大では目標の達成率は36%であり、新しい党員を迎えた支部は39・7%です。日刊紙と日曜版の到達点は、前回総選挙時比で、それぞれ89・7%、86・6%にとどまっています。

 「大運動」の目標は、「国政選挙に勝つには自力が足りない」という痛苦の教訓のうえにたって、来るべき総選挙の勝利のためには絶対不可欠の目標として、決めたものです。“党勢拡大の目標の総達成なくして、総選挙勝利の保障なし”――この冷厳な事実を、私たちは、いま一度かみしめ、直視しなければなりません。

(3)

 一方、政治情勢をみるならば、野田内閣が、消費税大増税、社会保障と雇用の破壊、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)推進、オスプレイ配備など、内政・外交ともに、国民の利益に背く暴走をつづけるなかで、どの問題でも国民のたたかいがわきおこっています。野田内閣への怒りの声、怨嗟(えんさ)の声は、日に日に高まっています。こうした国民の声をうけて、日本共産党は、「野田内閣打倒」、「解散・総選挙で国民の審判を仰げ」の旗を掲げて、奮闘します。

 政治情勢は、通常国会の終盤から会期末(9月8日)、あるいは秋に召集が予定される臨時国会で、解散・総選挙の可能性を色濃くはらみながら、展開することになるでしょう。8月、9月という時期は、その一日一日の奮闘が、総選挙での日本共産党の勝利・躍進に直結する、きわめて重要な時期になります。

(4)

 以上をふまえ、幹部会は、つぎのとりくみに、全党のみなさんが挑戦することを、心から訴えるものです。

 1、ひきつづき党員拡大を中心とした党勢拡大に思い切って力を集中し、全国すべての都道府県・地区・自治体・行政区・支部・党グループが、みずから決めた「大運動」目標を、遅くとも9月末までに総達成しましょう。

 2、党員拡大では、この間、いっかんして重視してきた、「支部が主役」の党員拡大という努力方向を堅持・発展させ、全党の文字通りのすべての支部が、新しい党員を迎えるとりくみを、9月末までにやりとげましょう。新しい党員を迎えた支部は39・7%ですが、党員拡大に足を踏み出した支部は6〜7割に広がっています。早期に成果支部を6〜7割まで広げ、さらにいろいろな困難を抱えている支部にも懇切な援助を行い、すべての支部が新しい党員を迎えるとりくみを成功させることを、心から訴えます。

 3、「しんぶん赤旗」読者拡大で、前回総選挙時の回復・突破をはかることは、選挙勝利のうえで絶対不可欠の課題です。この目標を9月末までに達成しましょう。その第一歩として、「大運動」の出発点を下回っている党組織は、8月中に、後退を必ず回復して、前回総選挙時の回復・突破に向かうことを、訴えるものです。

 「大運動」をつうじ、とくにその最終盤の活動によって、「やればできる」、「党勢拡大の大きな条件がある」ということを、多くの党組織、党員がつかみつつあります。国民が新しい政治を求める大激動のなかで、党が前進できる条件が満ち満ちていることは、多くの同志が実感していることです。せっかく全党の努力でつくりだしたこの流れを絶対に中断させず、全支部のものにし、さらに発展させるために、あらゆる知恵と力を傾注しようではありませんか。

(5)

 8月、9月の党活動を前進させるうえで、以下の諸点に留意して奮闘することをよびかけます。

 ――消費税、社会保障と雇用、原発、米軍基地、TPP問題など、国民的たたかいが大きく発展しています。野田内閣の暴政のもとで、国民の生活の悪化がすすみ、さまざまな要求が渦巻いています。反動的逆流とのたたかいも、いよいよ重要です。広い国民のなかに打って出て、要求実現のたたかいにとりくみながら、党勢拡大の独自追求をはかる「車の両輪」の党活動を、さらに発展させましょう。

 ――全党に大きな確信と感動を広げている党創立90周年記念講演を、すべての支部、党員が視聴・読了・討議するとともに、党勢拡大運動に大いに生かしましょう。記念講演のDVDやパンフレットも使って、「集い」や個々の入党の働きかけのなかでも、記念講演を積極的に活用しましょう。

 ――多くの新入党員を迎えた今こそ、新入党員を温かく迎え、新入党員学習をすみやかに実施し、ともに成長できる支部づくりに力をそそぎましょう。新入党員を支部が迎え、まず支部会議に参加してもらう努力がたいへん重要です。「しんぶん赤旗」日刊紙を読み、党費を納め、会議に出るという「党生活確立の3原則」の実践に力をそそぎましょう。支部の「綱領・古典の連続教室」の開催、配達・集金体制の確立などの努力も重要です。

 ――「大運動」で「戦略的な課題」と位置づけた職場と青年・学生分野の活動で、情勢の劇的な展開とたたかいの高揚を反映して、新たな前進が生まれていることは重要です。新しく生まれた前進の芽を大切にし、発展させるために、知恵と力をつくそうではありませんか。この間、全国各地で学生を新たに党に迎える経験が広がっていますが、一人ひとりの成長を懇切に援助し、党組織空白大学で党員拡大と党支部の再建をはかるため、特別の手だてを講じることを訴えます。

(6)

 「何としても選挙で勝ちたい」――これは全党の共通の痛切な思いであり、国民の切実な願いにこたえる道です。「いかに国民運動が高揚し、日本共産党が大きな役割を果たしても、党を大きくしなければ選挙では勝つことができない」――これは党史が示す教訓です。

 全党の努力でつくりだした党勢拡大の波を、8月、9月に、絶対に中断・後退させることなく、さらに発展させ、総選挙勝利への道をこじあけようではありませんか。

 党機関とその長の政治姿勢が問われています。全国の党機関のみなさんが、総選挙勝利をめざす不退転の決意と構えにたち、指導的イニシアチブを発揮されることを訴えます。幹部会は、その先頭に立って奮闘する決意を表明します。


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