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2011年11月17日(木)

派遣法改定 後退許さぬ

自由法曹団など院内集会

製造業・登録型での骨抜き告発

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(写真)派遣法の抜本改正をめざす集会で国会情勢を報告する高橋衆院議員=16日、国会内

 労働者派遣法の早期の抜本改正をめざす集会が16日、衆院第1議員会館で開かれました。自由法曹団と全労連、労働法制中央連絡会の主催。派遣法改定案から、製造業務派遣と登録型派遣の「原則禁止」を削除するなど骨抜きの修正に合意した民主、自民、公明の3党への怒りがあふれ、「後退を許さず、抜本改正を」と声をあげました。

 いすゞ自動車や日産、キヤノンの「派遣切り」とたたかっている裁判の各原告が、民自公の修正に「これだけ後退してしまうのはひどい」「本当に許せない」と抗議の発言。参加者は、「およそ改正の名に値しない」「もう民主党は敵だ」などと訴えました。

 自由法曹団の小部正治幹事長はあいさつで「最も弊害が多い登録型、製造派遣が骨抜きにされたことは絶対に許されない」と強調しました。

 「一体、自民党政権時代の法案と何が違うのか」と後退ぶりを指摘したのは全労連の生熊茂実副議長。有期雇用の規制やパート法改正にも波及しかねないとし、「後退を許さないたたかいを強めたい」とのべました。

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員が国会情勢を報告。3党の合意を厳しく批判し、骨抜き修正した改定案を通そうとしている動きにふれて、派遣労働者を保護する抜本改正を求めてたたかう決意をのべました。

 派遣先のいすゞ自動車で中途解雇された原告の五戸豊弘さん(51)は「また同じように『派遣切り』の犠牲者が出てしまう。こんな修正は認められない」と話しました。


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