しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

テレビ1月

~1月のテレビラジオ面~

☆「インカ帝国 隠された真実に迫る」大沢たかおさん

☆現代を舞台に 「キャプテン翼」再びアニメ化へ

☆ドキュメンタリーへの覚悟を語る 張江泰之さん

名取さん.jpg            


□「インカ帝国 隠された真実に迫る」大沢たかおさん(8日付)

 BS‐TBS「インカ帝国 隠された真実に迫る」の撮影で南米・ペルーへ渡った俳優の大沢たかおさん。「生きて帰ってこれてよかった」と振り返ります。厳しい「時差と高度差と温度差」を乗り越え体感した〝神秘〟とは。<記事を読む

□現代を舞台に 「キャプテン翼」再びアニメ化へ(15日付)

 1981年の連載開始から37年、世界中で愛されている「キャプテン翼」。舞台を現代に移し、再びアニメ化されます。原作者・高橋陽一さんは「原作に忠実で最初のアニメ作品に近いものになっている。親子で一緒に見て」と話しました。<記事を読む

□ドキュメンタリーへの覚悟を語る 張江泰之さん(29日付)

 フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」で放送された「人殺しの息子と呼ばれて…」が大きな話題に。チーフプロデューサーの張江泰之さんは「毎週、人さまの人生を預かっているという気持ち」と番組作りの覚悟を語ります。(紙面を見る

●山本美月さんドラマ初主演 自動車産業の光と影描く(22日付)

 NHK名古屋局制作の「愛知発地域ドラマ 真夜中のスーパーカー」(3月28日、BSプレミアム、後10・0)の撮影に臨む山本美月さん。黒のレーシングスーツに身を包み、意気込みを語りました。(紙面を見る

●フェイクニュースに声上げよう 市民と言論シンポジウム(17日付)

 市民団体とNHK、民放の労働組合などが連携して催す「市民と言論シンポジウム」。フェイク(うそ)ニュースが拡がるなか、ファクト(事実)チェックが求められています。上智大学教授の水島宏明さんが講演しました。<記事を読む

>

●沖縄を語る 「ドラマ人間模様太陽の子~てだのふあ」公開セミナー(20日付)

 放送ライブラリーは1982年放送の「ドラマ人間模様太陽の子~てだのふあ」を取り上げた公開セミナーを開きました。当時11歳で主人公を演じた長谷川真弓さんらが舞台裏を語り合いました。<記事を読む

●ドラマで活躍・多彩な顔が登場 1月の「休憩室」(毎週土曜日掲載)

 ☆青木裕子さんは、元NHKアナウンサー。定年退職を機に私費で朗読館を造りました。「十分生きてきたし、好きなことをやっちゃえ」と採算度外視。仲間や地域の人がボランティアとして手をさしのべてくれます。

 ☆テレビ東京系「オー・マイ・ジャンプ!~少年ジャンプが地球を救う」に出演の伊藤淳史さんは漫画「ONE PIECE」の主人公・ルフィ姿で登場。「キン肉マン」の決めぜりふを叫ぶシーンに込めた思いとは。

 ☆鶴田真由さんは、「大ナスカ~最後の謎~」(TBS系)の現地リポーターとしてペルーへ。「古代の人が何を考えていたかは興味あることの一つ」で、ナスカ時代の布を見ていろいろ妄想してきたそう。

 ☆40年を超える芸歴の名取裕子さん。「特命刑事 カクホの女」(東京系、金、後8・0)。主人公・北条百合子にふんしています。「同年代の人に見てほしい」と意気込み。世の中の動きにも目を注ぎ「テレビからちゃんと投げかけたい」と話します。

●好評・「試写室」 新ドラマ、ドキュメンタリーを紹介

 ジャーナリストや作家、詩人ら多彩な執筆陣が、新作ドラマやドキュメンタリーなどの話題作を取り上げ、見どころを伝えます。みなさんは今夜、どの番組を選びますか?

♪♪♪毎週月曜日付は「テレビ・ラジオ特集」です♪♪♪

 毎週月曜は1面を使った特集面をお届けします。最新のテレビ・芸能情報から、話題の人へのインタビュー「思いのままに」など内容も多彩。一流執筆陣に放送評論「波動」は放送界の「いま」を深く切り取ります。読み応えたっぷりのコラムも好評です。気鋭の若手ライター・武田砂鉄さんの「いかがなものか!」、演出の巨匠・鶴橋康夫さんの「ドラマの種」、脚本家や映画監督として羽ばたく足立紳さんの「七転びな日々」、テレビコラムニスト・桧山珠美さんの「それでもテレビが好き」を、それぞれ毎月1回掲載しています。

 ◆「波動」執筆陣(50音順)◆

 石井彰(放送作家)、碓井広義(上智大学教授)、河野慎二(ジャーナリスト)、桜宮淳一(在阪テレビ局報道記者)、隅井孝雄(ジャーナリスト)、利元克巳(広島マスコミ9条の会)、藤久ミネ(評論家)

♪♪♪読者・視聴者の「声」で紙面をつくります♪♪♪

◇あなたも投稿してみませんか~「みんなのアンテナ」
「あのドラマは感動した!」「ちょっとこの番組はヘンじゃない」…。テレビ・ラジオ番組の感想を募集しています。また、放送問題への意見も大歓迎です。
「みんなのアンテナ」は200字程度の原稿にまとめ、①住所②氏名(紙上匿名可)③年齢④電話番号を記入のうえ、以下のあて先・アドレスに送付してください。掲載の場合は薄謝を進呈します。

はがき・手紙の場合
〒151-8675  東京都渋谷区代々木郵便局私書箱62号

   【FAXの場合
 03(3350)5298

 【Eメールの場合
 hensyukoe@jcp.or.jp

※いずれの場合も「みんなのアンテナ係」と明記してください。


◎インカ帝国隠された真実に迫る/大沢たかお/過去に行って未来みる/BS―TBS12日・19日

 スペインによってクスコを追われたインカ帝国の最後の都はどこだったのか。その謎に俳優の大沢たかおさんが挑みます。BS―TBS「大沢たかお インカ帝国 隠された真実に迫る」(後7・0)が、12日と19日に2時間ずつ放送されます。「生きて帰ってこれてよかった」と語る大沢さんに、計26日にわたった南米・ペルーでの撮影を振り返ってもらいました。(萩原真里)

 数々の番組で五大陸を冒険してきた大沢さんにとっても、今回の旅は「時差と高度差と温度差が厳しかった」といいます。

〝神秘〟を体感

 「僕はマイナス40度の北極にも行きましたが、ずっとその気温なら慣れます。今回は、気温は20度から2度、海抜0㍍から4500㍍を行ったり来たりしながら撮影しました。富士山の頂上で撮影しているようなもので、体もむくみます。夜も酸欠で1時間に1回、目が覚めますし。食事もカップラーメンとか。2週間で6㌔痩せました」
 〝代償〟を払って体感したものはまさに〝神秘〟でした。親子連れのコンドル、地元の人に振る舞われたアルパカの肉の味、ろうそくしかない夜の満天の星、4000㍍から眺める6000㍍の山々…。「毎日がすごく刺激的でした。3000㍍の場所に塩田があるんです。海中から隆起した所で、雨が降ると塩水が出てくる。信じられないですよね」

代弁者として

 最後の都の可能性が高いとされるエスピリトゥパンパ。その遺跡の発掘に、地元の考古学者とともに参加しました。「掘り出した土を運ぶ役をやりました。掘っていたら、ぽこーんと穴が開いて『何かある』と。みんな興奮して場所の奪い合いになる中、ぐわーっと〝顔〟が出てくるんです。ここまでにしときましょうか(笑い)。それでまた別の所を掘ったら、また『何かに当たる』と。これが衝撃でした。僕はもうそんなの生まれて初めて見ました。言えるのはここまでですね。ふふっ」
 一人でマチュピチュの地下空間に潜ったり、高山病になったスタッフの荷物を持って登山したり。過酷な仕事を引き受ける理由を聞かれ、「僕がパリでおいしいもの食べてても誰も見ないでしょ」と笑います。
 「みんなが行けない所に誰かが行って放送するのはすごくすてきだなと。体が不自由な方でも、テレビをつければどこへでも行ける。誰かの代弁者になれることにやりがいを感じたんです。撮影中はきついですが、みんながテレビで見た時に、ドキドキしたり、すごいなって言ったりすることを想像すると頑張れます。自分ひとりの冒険だったらつらくて絶対できないですよね」

つながり深く

 鉄もない時代にどうやって石を正確に切り、建物や道を作れたのか。文字がないのに、どうして設計図を伝承できたのか。マチュピチュ遺跡の責任者の「言葉がないから人と人のつながりが深くて、できたのではないか。今の人たちは、文字やインターネットで伝わっているようで本当の伝承はできていないのでは」という言葉に感動したといいます。
 「その時、インカの不思議さを急にリアルに感じて。人は本来こういうエネルギーを持っているのかなと。過去に行っているはずなのに未来の人を見ているような感じになって、涙してしまいました。インカ中にちりばめられている人間のすごい想像力と知恵を、番組を見て感じてほしいです」

見どころ 大沢さんはインカ帝国の首都だったクスコ、謎の空中都市・マチュピチュ、エスピリトゥパンパの遺跡などを訪問。謎解き以外にも、霊峰アウサンガテ(標高6000㍍)を望む氷河湖で乗馬なども体験します。

 おおさわ・たかお 1968年生まれ。94年に「君といた夏」でドラマデビュー。「JIN―仁―」(2009年)、映画「風に立つライオン」(15年)など主演作多数。「大沢たかお 神秘の北極圏~光と闇の旅」(13年)など、ドキュメンタリーにも出演。
(1月8日付)


◎「キャプテン翼」再びアニメ化へ/現代が舞台、原作に忠実/4月から東京系で放送

 サッカー界のスーパースター・メッシ選手も影響を受けたといわれる、少年漫画「キャプテン翼」。何度もアニメ化され、日本はもとより世界中で愛されています。1981年の連載開始から37年の時を経て、装い新たにテレビアニメ化されます。放送は東京系で4月から。舞台を現代に移しつつ、エピソードは原作に忠実に、制作中です。(田村三香子)

 このほど開かれた制作発表記者会見には、原作者・高橋陽一さん、サッカー解説者で元日本代表の北澤豪(つよし)さん、タレントの武井壮さんがゲストとして登壇。声の出演者である三瓶由布子(さんぺい・ゆうこ)さん(主人公・大空翼役)、鈴村健一さん(若林源三役)も抱負をのべました。

親子一緒に

 高橋さんは、「三瓶さんと鈴村さんの声は、選ばれた人たちだけあって完璧です。今回、原作に忠実にしていただき、最初のアニメ作品(1980年代)に近いものになっていると思います。当時見ていたお父さん、お母さんも子どもたちと一緒に見ていただけたら」。
 原作世代の北澤さんは、「海外で僕が日本のサッカー選手とわかると、子どもたちが〝オリベル(海外版の翼の名前)に会わせろ〟というんです。一緒にプレーしていると思われているんですね」と、作品の影響力の大きさに触れました。
 中学、高校が北澤さんの後輩の武井さんは、最初のアニメ作品で育ちました。「放送の翌日は、憧れの日向(ひゅうが)小次郎をまねて黒いシャツを着て袖をまくって登校しました。いま着ているタンクトップにつながっています」と、自身、夢中になっていた様子を話します。

情熱を声で

 三瓶さんは、翼の友人・石崎了役でオーディションを受けたことを明かし、「まさか自分が翼君になるとは思っていませんでした」と感激を表します。「スタッフにも共演者にもファンが多くて、語りだすと止まりません。みんな目がキラキラしている。その情熱的なところを、音として表現したいです」
 鈴村さんは、2度目の若林役です。「最初の時はデビューして7年くらい。声優で食べていけるようになったばかりのころでがむしゃらでした。今度は練りに練った若林ができると思います」。心掛けることは、「(漫画のせりふで書かれている)『なにィ』の『ィ』はちゃんとやろうと考えています」といいます。
(1月15日付)


◎フェイクニュースに声上げよう/市民と言論シンポ/NHKと民放の労組など

 市民団体とNHK、民放の労働組合などが連携して名古屋市で催す「市民と言論シンポジウム」。第34回は「フェイクニュースってなんだ?!~だまされないために」(昨年12月16日)と題して開かれました。

>
 講演したのは上智大学教授の水島宏明さん。アメリカ第一主義を掲げるトランプ大統領が登場して以降、インターネットでフェイク(うそ)ニュースが拡大していると話しました。フェイクニュースに対してファクト(事実)チェックが求められています。
 水島さんは「ファクトチェックは、民主主義を守っていく。市民でもできる」といいます。
 参加者の関心を呼んだのは、フランスの新聞記者の活動についてです。水島さんがドキュメンタリー「〝フェイクニュース〟を阻止せよ」(NHKBS1で昨年6月に放送)にふれて説明しました。フランスの大統領選で極右の候補者に有利になる、うそ情報を記者がチェックし、暴いていきます。

東京MXのデマ

 水島さんが、放送におけるフェイクニュースと指摘したのは東京MXテレビの情報バラエティー「ニュース女子」です。沖縄・高江のヘリパッド建設反対運動を「日当をもらっている」「過激派」とゆがめて報じました。
 参加者からは「なぜ、大手メディアが『ニュース女子』の問題を取り上げないのか」と質問が出ました。
 水島さんは「日本ではメディア同士が批判し合うことはまずない。BPO(放送倫理・番組向上機構)が『重大な放送倫理違反』と意見書を出しても、ニュースとして扱うだけ。それでは自浄作用が働かないし、フェイクニュースがなくならない」と指摘しました。
 さらにフランスでは職能別の労働組合があるが、日本では企業ごとであるとして、「どうしても会社の利害を優先し考えて報道してしまうことがあるのではないか」と水島さんはいいます。
 夕方のニュースを担当しているという民放の報道記者が発言しました。「共謀罪が成立しかかっていたころ、国政の問題だからと取り上げようという空気ではなかった。グルメや街歩きを延々とやっているだけでいいのかと思った」。一契約社員では何にもできないと感じていたところ、ほかの番組のスタッフから背中を押され、共謀罪の特集を作ることができました。

視聴者の信頼を

 日放労(NHK労組)中部支部の小嶋一適(かずゆき)書記長は組合活動について述べました。「最高裁で受信料についての判決が出た。受信料を払ってもらえるように視聴者の信頼を得るようにしたい。そういう公共メディアになるためにも組合が経営側にものを言っていくことが求められる。自主自律を勝ち得るためにきちんとやっていこうと議論をした。組合の取り組みをぜひ知ってもらいたい」
 シンポのコーディネーターを務めた脇田泰子・椙山(すぎやま)女学園大学教授は大事なこととして「フェイクニュースを社会全体で見張っていくことだと思う。メディアの発信者は『違う』と声高に言っていく勇気を持ってほしい。受け手の市民も自分にとって心地いい情報だけを求めるのではなく、社会にあるべきものに耳を傾けていくことだと思う」と話しました。

市民と言論シンポジウム 2001年5月に第1回を開催しました。実行委員会は市民とメディア研究会・あくせす、日本ジャーナリスト会議(JCJ)東海支部、メディア夜塾、新聞労連東海地連、民放労連東海地連、日放労中部支部、全印総連愛知地連、愛労連で構成。
(1月17日付)

 


◎「ドラマ人間模様 太陽の子~てだのふあ」公開セミナー/長谷川真弓ら、沖縄を語る

 放送ライブラリーは13日、横浜市内で「ドラマ人間模様 太陽の子~てだのふあ」(1982年放送)を取り上げた公開セミナーを開きました。ドラマの一部を上映、主人公のふうちゃんを当時11歳で演じた長谷川真弓さんらが、舞台裏を語り合いました。
 35年前にNHKで5回にわたって放送された同作は、灰谷健次郎の児童文学のドラマ化。神戸港近くで沖縄料理店を営む母(中村玉緒)と、沖縄戦の記憶に苦しみ心を病む父(井川比佐志)の下に生まれた小学生のふうちゃんが、戦争が沖縄の人々にもたらした悲しい現実を知っていく物語でした。
 セミナーには長谷川さんのほか、中村玉緒さん、脚本の重森孝子さん、演出の菅野高至(たかゆき)さんと渡辺紘史(ひろし)さんが登壇しました。
 長谷川さんは、ドラマが終了した後も灰谷健次郎と交流していたことを語り、「灰谷先生が亡くなって11年たちますが、いまだに沖縄ではヘリの不時着などいろんな問題が残っています。ニュースがあるたびに、先生だったらどんなことをおっしゃるかなと思いますね」と話しました。
 井川比佐志さんから「沖縄の過剰な米軍基地負担は明らかなのに、一部の人々による心ない批判。戦争は終わっても戦後は終わらない。ふうちゃんや青年たちは、戦争とは無縁の日本の未来の地図を正確に描いてほしいと願います」とのメッセージが寄せられ、会場で読み上げられました。
(1月20日付)


pageup