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2025年11月5日(水)

疑惑への回答ない

小池氏、藤田氏開き直り批判

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=4日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は4日、国会内で記者会見し、「しんぶん赤旗」日曜版が報じた公金還流の疑惑にかんする日本維新の会の藤田文武共同代表の同日の説明について「開き直りに終始し、『赤旗』日曜版が明らかにした重大な疑惑への説明、回答になっていない」と指摘しました。

 「赤旗」日曜版の報道は、藤田氏側が自身の公設第1秘書が代表を務める会社に公金約2000万円を支出し、その会社が公設秘書に年720万円の報酬を支払っていたという税金還流の疑惑です。

 小池氏は、藤田氏が会見で「適法で適正」だと繰り返す一方、今後は公設秘書の会社への発注をとりやめ、維新は内規を見直す方針を示したことを指摘。「発注しないのは当然だがそれで疑惑は解明しない。適法だというのであればなぜ発注をやめ、内規を見直すのか」と批判。公設秘書の会社が印刷の業務を外部委託しており、資金の流れが不透明になっているとして「適法だというのであれば、秘書の会社の領収書だけでなく外注した会社の明細書なども示すことが必要だ」と述べました。

 また、藤田氏が日曜版記者の名刺をインターネット上に公開したことについて、小池氏は「名刺は個人情報であり、本人の了解もなくさらすのは目的外使用でプライバシー侵害にあたる。ネットにさらすのは権力を監視するメディアに対する威嚇になる」と批判。「赤旗」編集局長と日曜版編集長が、名刺画像の削除と謝罪を藤田氏に申し入れたとし「報道の自由、民主主義の根幹に関わる事態だ。真摯(しんし)な対応を求める」と述べました。


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