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2025年11月4日(火)

草の根で声上げ軍拡阻止

新婦人大会閉会

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(写真)由比ケ浜事務局長の討論のまとめを聞く参加者=3日、東京都多摩市

 東京都内で開かれていた新日本婦人の会(新婦人)第32回全国大会は3日、「歴史の岐路、命と地球を守れ 要求実現へ行動する新婦人を今こそ大きく」を掲げる方針と、特別決議「アメリカ言いなりの高市自維政権、大軍拡と暮らし破壊は許しません」を採択し、閉会しました。

 前日から続く討論では多彩な要求運動と仲間づくりが報告されました。「戦争が目前。高市早苗政権でもっと加速する。『政治を変えるため力を貸して』と訴え仲間を増やしている」(岐阜)、「勇気を出して声を上げ学童保育待機児ゼロを実現させた」(愛媛)、「分娩(ぶんべん)できる医療機関の存続を求めて市や県、国に要請し、支援措置を引き出した」(三重)、「能登半島地震被災者の声を県に届け避難所で利用するトイレカーを拡充させた」(富山)などの発言がありました。

 討論のまとめを行った由比ケ浜直子事務局長は、「高市政権の危険性と立ち向かい押し返す新婦人の活動が浮き彫りになった」と指摘。「安保3文書」のもとで進む、沖縄の軍事要塞(ようさい)化や他国との共同訓練、港の軍事利用、子ども版「防衛白書」学校配布など「戦争する国」づくりに反対の声をあげ行動する姿がどこにでもあると強調しました。

 また、社会を動かす原動力になる草の根の要求運動と、運動を受け継ぐ次世代の希望ある発言が相次いだと強調。「国会行動や原水爆禁止世界大会への参加など、次世代が身をもって体験する中で次の行動へと踏み出している。全国どこでもこの希望を広げていこう」と呼びかけました。

 大会で選出された新役員は次の通り(新以外は再任、敬称略)。▽会長=米山淳子▽副会長=池田亮子(新)、石原和、西川香子、平野恵美子▽事務局長=由比ケ浜直子▽事務局次長=牧祐子、渡部さつき


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