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2025年10月27日(月)

東ティモールが加盟

ASEAN11カ国体制に

議長国首相「ビジョンに新たな意味」

 【クアラルンプール=面川誠】東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国と東ティモールの首脳は26日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれたASEAN首脳会議の会場で東ティモールの加盟文書に署名しました。


 署名式典で今年のASEAN議長国マレーシアのアンワル首相は、東南アジアの11カ国全てが加盟国になったことを受け、「ASEANファミリーの完成」を宣言。ASEANは協力と共通目的を通じて平和と繁栄を享受してきたと述べ、「東ティモールの加盟はASEANのビジョンに新たな意味を与える」と強調しました。

 東ティモールのグスマン首相は、「相互尊重、平和的協力、多様性の中の統一、地域連帯というASEANの核心的な価値を順守する」と表明。「闘いから生まれた若い民主主義国家が、協力と成長という新たな時代を迎えようとしている」と述べました。

 ポルトガルの植民地だった東ティモールでは、1974年にポルトガルの独裁政権が崩壊した後、独立運動が活発化しました。76年に東ティモール独立革命戦線(フレティリン)が独立を宣言すると、インドネシアが侵攻し併合を宣言。その後、フレティリンによる独立闘争が続きました。

 インドネシアはスハルト独裁政権が崩壊した98年に独立容認に転換。99年に東ティモールで実施された住民投票は、独立賛成が80%近くに達しましたが、インドネシア併合派の民兵による破壊活動が激化。国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET)による統治を経て、2002年に191番目の国連加盟国になりました。

 人口は約139万人(23年)で、主要産業は農業と石油・天然ガス開発。07年に東南アジア友好協力条約(TAC)に加入し、11年にASEAN加盟を申請。22年にオブザーバーの地位を付与されていました。


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