2025年10月26日(日)
完全なジェンダー平等を
アイスランド 「女性の休日」50年でスト
![]() (写真)ジェンダー平等社会を求め「女性の休日」50周年集会に集まった市民たち=24日、レイキャビク(吉本博美撮影) |
【レイキャビク=吉本博美】世界で最も性差別のない国として知られる北欧アイスランドは24日、平等社会に向けて国が踏み出すきっかけとなった女性たちのストライキ「女性の休日」から50年を迎えました。さらなる格差是正を目指そうと、この日も当時のように全国ストが実施されました。
「女性の休日」は、国連が「国際女性年」と定めた1975年、国内の90%の女性が家事や育児、仕事の一切を放棄し、賃金と社会的地位の向上を求めて行われました。以降、同国では法整備や意識改革が進み、世界経済フォーラムが発表する「ジェンダーギャップ指数」で16年連続1位を獲得してきました。
国内の主要女性団体と労働組合は今年を「女性の年」と位置づけ、完全なジェンダー平等社会の実現を求める取り組みを進めています。現在も残る男女の賃金格差と性暴力の根絶を求めるとともに、賃金がより低くおさえられ、差別に苦しむ移民・外国籍の女性を守ろうと訴えています。
この日、市内中心部で開かれた集会には約5万人が参加。ステージではコンサートが開かれ、労働組合や外国人支援団体の代表によるスピーチが行われました。
組合員の8割を女性が占めるコーパボグル市職員労働組合のマルタ・ヨンスドッティル代表は、社会進歩のために道を切り開いた勇敢な女性たちへの謝意を表明。現在でもなお女性の賃金は男性よりも2割低く、女性の5人に2人が生涯に暴力を経験していると非難し、「完全な平等の実現のために全ての姉妹と手を取り合おう」と訴えました。









