2025年10月21日(火)
『資本論』と現代社会語る
埼玉・志木 山添氏迎えイベント
2人入党
![]() (写真)訴える山添氏=18日、埼玉県志木市 |
日本共産党埼玉西部東地区委員会は18日、埼玉県志木市で山添拓政策委員長・参院議員を迎えたトークイベント「資本論×現代社会」を開きました。「駅前で配られたビラを見てきた」という20代の青年など、約100人が会場をいっぱいにしました。
山添氏は「資本論と現代社会の接点をつかみ、社会を変えていく展望を共有したい」と語り、弁護士として取り組んだ福島第1原発事故訴訟や過労死事件に触れ、命や安全よりも企業のもうけを優先する資本主義の本質に切り込みました。
スライドを使いながら「価値法則」「搾取の仕組み」など資本論のエッセンスを解説。労働時間を短くするたたかいの意義について、さまざまな労働条件改善のたたかいの中でもとりわけ重要な「先決条件」だと指摘し、搾取そのものをなくしていくためにも必要なたたかいだと強調しました。
質疑応答で、派遣労働者が増える現場で労働運動をどう強めるかの質問に対し山添氏は、経済界が雇用の非正規化や業務の外注化など、労働者がものを言えないよう分断させてきたと批判。「搾取の仕組みを学び、たたかう相手をはっきりさせることが大事だ」と指摘し、党として労働組合の運動が発展するよう取り組んでいくと語りました。
イベント後、山添氏も交えた入党懇談会で、参院選でボランティア登録した人など30代と40代の2人が入党を決意しました。









