2025年10月21日(火)
祝園弾薬庫増設に反対
京都・精華町 全国から2700人集う
![]() (写真)祝園分屯地への弾薬庫新設に反対する集会に参加する人たち=19日、京都府精華町 |
陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地(京都府精華町、京田辺市)での弾薬庫新設に反対する「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園全国集会」が19日、精華町で行われました。全国から約2700人が参加。参加者がスピーチし、基地強化が進む各地の実態を共有し、「市民の共同の力で戦争を止めよう」と連帯を表明しました。
地元住民を含む関西の市民・団体でつくる「10・19祝園全国集会実行委員会」が主催しました。
「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」(ほうそのネット)の真崎一伸さんは、精華町では弾薬庫新設への関心が広がっていないとしつつ、反対署名への協力を求められて初めて知り怖いと思う人がいると紹介。「署名を広げ、立ち上がる人を増やしたい」と語りました。町内で子育て中の女性は「軍事施設は真っ先に攻撃対象となるのは明らかで、周辺の居住区や研究施設、文化施設は巻き添えになる。この地域を危険にさらしてほしくない」と訴えました。
沖縄県、九州など全国の代表者もマイクを握り連帯を表明。京都総評の梶川憲議長は「京都全体が軍事要塞(ようさい)化するのを許してはいけない」と強調しました。
集会宣言を採択し、弾薬庫は住民を危険にさらし、長射程ミサイルは「専守防衛」を逸脱する憲法違反の武器だと指摘。立場を超え「戦争への道を押しとどめよう」と強調しました。
日本共産党から堀川あきこ衆院議員と井上哲士前参院議員が参加しました。









