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2025年10月19日(日)

議員定数削減は民意切り捨て

“身を切る”なら政党助成金

大阪・京橋駅前 山下副委員長と清水元議員

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(写真)訴える(右から)山下、清水の両氏=18日、大阪市・京橋駅前

 日本共産党の山下芳生副委員長と清水忠史元衆院議員は18日、大阪市・京橋駅前で緊急宣伝を行い、自民党と日本維新の会が連立政権合意で国会議員定数1割削減へ議論を加速させていることを批判しました。

 民意の声を最も反映する比例代表の削減案に対し、山下氏は「選挙制度は民主主義の土俵づくり。多数派政党だけで決めていいものではない」と強調。「議員定数の約1割=50人の年間予算は約37億円だが、政党助成金の総額は年約320億円。『身を切る』と言うなら、政党助成金を削減すべきだ。共産党は受け取っていない」と話しました。

 清水氏は「消費税下げて、給料上げて。年金減らしたらアカン。これが市民の願いだ。『医療費4兆円削減』で痛みを押しつけるために議員定数削減でお茶をにごそうとしているのではないか」と批判しました。

 通りがかりの会社員の男性(29)は、山下氏の「自民党がアカンから維新に期待した人も多いんじゃないでしょうか」の訴えに手を挙げ、大きくうなずきました。政治資金をめぐる維新の実態に驚きの声を上げ「僕らは安心して子育てもできない。何とかしてほしい」と話しました。

京都 堀川議員と井上前議員

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(写真)訴える(右から)堀川、井上両氏=18日、京都市左京区

 日本共産党の堀川あきこ衆院議員と井上哲士前参院議員は18日、京都市内2カ所で街頭演説し、「自民党政治を終わらせ、国民の声が届く政治に変えよう」と訴えました。

 堀川氏は自民党と維新の連立政策協議について「窮地に陥る自民党を、維新の会が手助けをして延命させようとしている」と批判。維新が自民に合意を求める政策に医療費4兆円削減や憲法改悪など危険な内容が並んでおり、議員定数削減は「民意を切り捨てることにほかなりません」と批判し、「無駄を削るというのなら政党助成金こそ削るべきだ」と主張しました。

 井上氏は、自民党の総裁選では「裏金問題で国民が怒っているのに、企業・団体献金の禁止も消費税の減税も全く議論にならなかった」と批判。自民党を追い詰めたのが裏金問題をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版だと述べ、「電子版も始まりました。ぜひご購読を」と呼びかけました。


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