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2025年10月5日(日)

共産党の討論不許可

山梨・甲州市議会 党市議が批判

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(写真)議会事務局職員に質問書を渡す佐藤氏(右)=2日、山梨県甲州市役所

 山梨県甲州市議会の9月定例議会で、日本共産党の佐藤浩美市議の決算認定に対する反対討論について、広瀬明弘議長が許可しませんでした。佐藤市議は2日、議長に対し質問書を提出しました。

 反対討論は、2024年度一般会計決算と後期高齢者医療特別会計について、物価高騰に苦しむ市民生活を支える上で不十分で問題点を具体的に指摘し、決算認定に反対する理由を明らかにするものでした。ところが、規定にのっとって提出した討論通告を議長が許可せず、佐藤氏が反対理由を述べる機会を奪われました。

 佐藤氏は質問書で「採決で反対しても良いが討論は許可しないという今回の対応は、言論の府である議会において正当な発言権を認めない不当な圧力だ」と批判。議長の判断の法的根拠を客観的に明らかにするよう、文書での回答を求めました。

 佐藤氏は取材に「討論で異議があるなら、議場で堂々と討論すれば良いのであり、それが議会のあり方だ。討論を許可しないという対応は到底納得できない」と話しました。


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