2025年10月5日(日)
沖縄・宮古島市議選
軍事でなく暮らし第一
上サト予定候補必勝へ小池書記局長訴え
沖縄県宮古島市議選(19日告示、26日投票)が迫るなか、日本共産党の小池晃書記局長は4日、同市で開催された、上サト樹(たつる)予定候補(67)=現=必勝に向けた演説会に駆け付けました。「『くらし第一』か『軍事優先』かを選ぶ大激戦の重要な選挙だ。平和とくらしを守る、かけがえのない上サト議員の議席を失うわけにはいかない。必ず勝ち抜かせてください」と呼び掛けました。
![]() (写真)演説会で参加者の激励に応える上サト樹予定候補(右奥)と小池書記局長(その左)=4日、沖縄県宮古島市 |
小池氏は、上サト予定候補が物価・家賃高騰などに苦しむ市民の願いに応え、3月の市議会で子ども医療費無償化の18歳までの拡充を提案し、先月30日に条例案が全会一致で可決され、中学卒業までだった無償化が来年度から18歳までとなることを紹介。医療・介護の充実なども求め、家賃高騰対策として市営住宅増設を繰り返し提案してきた上サト予定候補の「実績は抜群だ」と強調しました。
さらに、島のいのちの地下水を環境汚染から守るため、ゴルフ場開発や陸自駐屯地建設計画を断念させる市民運動と力を合わせ、島へのミサイル配備につながる一切の動きに真っ向から反対し、住民とともに奮闘してきた上サト予定候補の値打ちを語り、島を二度と戦場にしないために、市民との共同で平和とくらしを守る上サト予定候補の議席が「どうしても必要だ」と訴えました。
先月、宮古島でも行われた日米共同訓練などは、島々を戦場にし、沖縄を捨て石にしようとする動きだと告発。こうした戦争準備と一体で進む先島諸島からの住民避難計画で宮古島市民の避難先とされている熊本や宮崎には、敵基地攻撃兵器の長射程ミサイル配備が狙われており、「有事になれば、九州全体が戦場になる。避難すれば安全だなどという主張は、あまりにも住民の命を軽視している」と批判しました。
「こうしたむちゃくちゃな政府のやり方に反対の声が上がるのは当然だ」と強調。中谷元・防衛相が宮古島での抗議活動などを「妨害行為」と攻撃したことや、宮古島駐屯地の司令が抗議活動をしていた市民を恫喝(どうかつ)したことに触れ、抗議活動は憲法で保障された正当な権利であり、上サト予定候補の勝利で防衛相の暴言や市民への恫喝を「絶対に許さないという声を突き付けよう」と呼び掛けました。
上サト予定候補は、戦争準備を進めるほど命とくらしを守る予算が削られると述べ、「住民避難計画より外交努力による平和を高々と掲げ、市民とともに勝利を勝ち取る」と力を込めました。









