2025年10月5日(日)
自民新総裁に高市氏
安倍政治継承 改憲・タカ派
連立拡大「首相指名までに」
自民党は4日、総裁選の投開票を行い、歴代総裁で女性初となる高市早苗前経済安全保障担当相を新総裁に選出しました。決選投票で小泉進次郎農林水産相を破って当選しました。高市氏は石破茂首相の総裁としての残りの任期(2027年9月まで)を引き継ぎます。
総裁選では1回目の投票でどの候補も過半数に届かず、1位の高市氏と2位の小泉氏の決選投票で決着。
高市氏は、故安倍晋三元首相による政治の継承を掲げる改憲・タカ派です。過去の侵略戦争を美化する役割を果たす靖国神社への参拝も毎年の終戦記念日などに欠かさず実施。統一協会との関係もあり、協会系の日刊紙「世界日報」に1994年から2001年に少なくとも5回登場しています。
投開票後の記者会見で高市氏は記者から裏金事件を問われ、「議席を得られた方に何らかの再処分を行うことは考えていない。国民の代表として送り出された方々なので、特に人事に影響はない」と述べました。
自民党の役員人事について、来週前半の早い時期に固めたいと表明。公明党以外との連立拡大を進める意向を表明し、条件として改憲などを挙げ、臨時国会冒頭に行われる首相指名までに合意を得たいとの考えを示しました。








