2025年10月1日(水)
自治体DX負担重い
白川氏に 高知・いの町長
![]() (写真)懇談する(左手前から時計回りに)池田、春名、白川の各氏と塚地氏(右手前)ら=29日、高知県いの町 |
日本共産党の白川容子参院議員は29日、高知県内で唯一同党が与党の、いの町役場を訪れ、池田牧子町長と懇談しました。白川氏は同町の「あったか町政」の内容や国への要望を聞き取り、住民の暮らしと福祉を守ることなどについて意見交換しました。
池田町長は国が進める行政のデジタル化で業務の効率化などをはかる自治体DXについて、財政負担が毎年増えると告発し、「市町村の負担にならないようにしてもらわないといけない。交付税措置ではいけない。そもそもの金額を下げるべきだ。最初聞いていた金額とは全然違う」と批判しました。
ホームヘルプ事業の報酬について「低すぎる。国に見直しを求めている」と述べ、中山間地域を抱える同町では一人の利用者のもとに行って帰るだけで一日が終わるところもある、ケアマネジャーも一人の利用者の対応で一日仕事になることもあり、事業を圧迫していると指摘し、「中山間地域の実情をわかってほしい」と語りました。
医療費の無料化を18歳まで拡大したことや奨学金返済支援制度なども紹介されました。
白川氏は「貴重な話を聞けました」と国会に届けることを約束しました。
また、税の滞納者の生活環境の改善に取り組む「生活再建型滞納整理」について、債権管理課の近藤昭彦課長から聞き取りました。
春名直章県委員長、塚地佐智県議、山﨑きよ、田上雅哉両町議が同席しました。
この日、白川氏は町立特別養護老人ホーム「偕楽荘」の岡田譲所長、町立仁淀病院の鍋島克人事務長ともそれぞれ懇談しました。









