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2025年10月1日(水)

いまこそ赤旗を(5)

暮らしの実態取り上げる

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(写真)自公政権による危機に陥る暮らしの実態を伝える「暮らしクライシス」

 物価高騰でも賃金は上がらず、社会保障は改悪の連続で、「暮らしクライシス(危機)」だ―。「赤旗」は、就職氷河期世代の人や年金生活者などさまざまな人たちの暮らしが自公政権によって危機に陥っている実態を取材。その打開の方策はどこにあるのかを探っています。

 75歳以上の医療費窓口負担2割化をめぐり、10月から、外来の負担上限額が引き上げられます。約310万人もの高齢者に影響が及ぶ問題に切り込む一般紙はありません。「赤旗」は企画「暮らしクライシス」で、全日本民主医療機関連合会の実態調査発表(26日)を報道。「負担が重い」との回答が6割にものぼったことと同時に、「受診控えするしかない」「これ以上金がかかると死ぬしかない」など生の声を紹介しました。

 コメをはじめ物価高であえぐ声は一般紙も取り上げますが、消費税減税やインボイス制度の問題には触れません。背景には、消費税増税賛成の立場があります。

 「赤旗」は企画の中で、インボイス制度のもとで消費税を負担しないための苦肉の策を語る飲食店経営の女性の声を紹介しています。「売上高が1000万円を超えないよう休業などで調整しています」

 極右・排外主義が受け入れられる要因の一つとして、格差と貧困の広がりがあると指摘されます。すべての人の暮らしを守ることは、人権と尊厳を守ることにつながる―。そうした視点から暮らしの実態に迫り、市民が政治に求めているものを明らかにしていきます。(おわり)


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