しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年9月30日(火)

三重・四日市大雨 床上・床下浸水3300件

本村衆院議員・吉田県議ら現地調査

写真

(写真)浸水被害を受けた商店街の店舗で話を聞く(左2人目から右へ)太田、本村、村上、吉田の各氏=29日、三重県四日市市

 日本共産党の本村伸子衆院議員や吉田紋華三重県議らは29日、大雨に伴う災害により災害救助法が適用された四日市市を訪れ、被害状況などを調査しました。

 四日市市では、12日の夜に観測史上最大の1時間あたり123.5ミリの雨が降りました。市の調査では、床上・床下浸水被害は3300件に上ります。

 視察には太田紀子、村上暁両四日市市議も参加。市の危機管理統括部からの聞き取りでは、小松威仁部長が「内水で街がつかることは想定外で、今までの災害対応では歯止めがかからない」と話しました。

 車274台が水につかる被害を受けた地下駐車場「くすの木パーキング」では、今も多くの車が放置され作業が続けられている状況を視察。被災した店舗5件を訪問し、約200万円の被害を受けた人の声を聞きました。

 地下駐車場近くの商店街では床上浸水の被害を受けても民間保険の適用基準を満たさないとされた店舗が多くあることや、秋のイベントの際に利用できる駐車場がない問題なども語られました。

 調査後に本村氏は、地下駐車場については「国の検討委員会の状況を見ながら国会で取り上げたい」と述べ「住宅修理や被災した小規模業者の支援の拡充のために市、県議員団とも連携していく」と話しました。

 吉田氏は「地域に根ざしている商店街は貴重で、県から援助ができるよう要望を伝えていきたい」と話しました。


pageup