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2025年9月30日(火)

大軍拡・改憲阻止へ共同を

東京 日本母親大会が閉会

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(写真)各地の取り組みを交流する日本母親大会の参加者=29日、東京都千代田区

 東京都内で開かれていた第70回日本母親大会in東京(同実行委員会主催)は29日、千代田区内でオンラインを併用して全体会を行い、「大軍拡ストップ、憲法改悪阻止、誰もが尊重される社会をつくるため、すべての人々と連帯し共同を大きく広げよう」とのアピールと決議を満場の拍手で採択して閉会しました。2日間でのべ約1万3000人が参加しました。

 大会代表委員の米山淳子さんは主催者あいさつで、70回の節目の大会にあたり「改憲や排外主義の動きに反対し、暮らし、平和、民主主義、ジェンダー平等をすすめる共同を大きくしよう」と呼びかけました。

 フリージャーナリストの布施祐仁さんが「戦後80年と不戦の決意―日本とアジアを再び戦場にしないために」と題して記念講演し、「台湾有事」を口実にした戦争の準備が全国で進められていると告発。東南アジア諸国連合(ASEAN)の取り組みを例に外交と対話による緊張緩和や信頼醸成が不可欠だと強調し、対米従属の政治を主権者の手で変えようと訴えました。

 「今日の運動」として、東京と全国のたたかいを交流。憲法9条は世界に誇る宝だとして「改憲やめよ! 9条守る」運動の先頭に立とうとプラカードを高くかかげました。

 東京の代表は学校給食費の無償化実現など運動の成果を紹介。農民運動全国連合会の代表は、コメ不足・高騰に言及し「軍事費ではなく農業予算を増やして」と訴えました。日本婦人団体連合会の小畑雅子会長は、選択的夫婦別姓制度実現に向けた民法改正法案が国会で継続審議となっていると述べ「臨時国会での成立に向け運動を強めましょう」と語りました。

 東京地方労働組合評議会(東京地評)の矢吹義則議長が来賓あいさつ。第71回日本母親大会は来年9月12~13日、宮城県で開催すると発表しました。


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