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2025年9月28日(日)

母子像前「風化させまい」

横浜米軍機墜落48年

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(写真)各団体の発言を聞く参加者。奥中央が「平和の母子像」=27日、神奈川県横須賀市

 横浜市緑区(現青葉区)で米軍機が住宅に墜落・炎上し、9人が死傷した事件から48年の27日、神奈川県横須賀市の「平和の母子像」前で集会が開かれました。

 新日本婦人の会県本部、県母親大会連絡会、安保廃棄神奈川統一促進会議でつくる実行委員会が、事件を風化させまいと毎年開催しています。母子像は犠牲になった林和枝さん=当時(26)=3歳、1歳の子らをモデルに全国からの募金で1985年に建てられました。

 集会で県母親大会連絡会の中村かずえさんは、当時見た現場を「今も頭から離れない。まるで戦場のようでした」「自衛隊のヘリはかすり傷の米兵だけを助け、和枝さんたちを病院に運んだのは近くで工事をしていた人たちでした」と振り返り、「こんな理不尽なことがなぜ起きるのか。日米地位協定があるから」だと指摘しました。

 神奈川土建パートナーの会の田村寿理平和部長は、組合員の息子である22歳の青年を交通事故で死なせた米兵の裁判について、「米兵をあまりにも優遇している。日米地位協定の抜本的改定を強く求める」と訴えました。

 日本共産党の畑野君枝元衆院議員、井坂新哉県議、ふじそのあき市議、浅賀由香党県副委員長が参加。畑野氏があいさつしました。

 今年は83人が参加し、約30人が初めてでした。


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