2025年9月26日(金)
従来の保険証復活を
マイナ連絡会・医団連 国に要請行動
![]() (写真)厚労省・デジタル庁に質問する参加者=25日、衆院第1議員会館 |
マイナンバー制度反対連絡会と医療団体連絡会議は25日、厚生労働省、デジタル庁に対し、従来の健康保険証を使い続けられるよう求める要請行動を衆院第1議員会館で行いました。参加者は「マイナ保険証による現場の混乱をなんとも感じないのか」「従来の保険証が簡便なので残してほしい」と訴えました。
政府は昨年12月2日、健康保険証の新規発行停止とマイナ保険証への一本化を強行。マイナ保険証の利用を巡り、医療機関の受付で本人確認に時間がかかったり、資格情報のひも付けがエラーになったりとトラブルが絶えません。
要請行動では(1)保険証の廃止の撤回と発行の早期再開(2)医療・介護現場や患者団体の声を聞き、現行の資格確認方法を抜本的に見直すこと―を求めています。
保険証廃止に対して、参加者の納得の得られる回答はありませんでした。
東京土建一般労働組合の木村潮人書記次長は「医療現場はいま混乱している。保険者は『資格確認書』『資格情報のお知らせ』の発行で人員、時間のコストがかかっている」と指摘。佐藤豊副委員長は「医療はデジタルでなくコミュニケーションと信頼の上に成り立っている。保険証1枚あれば医療は成り立ち、混乱で命を落とす人もいなくなることを考えてほしい」と強調しました。









