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2025年9月23日(火)

国は地域医療守って

高知・四万十 白川氏に市民病院長が要望

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(写真)濱川院長(左手前)と懇談する(右から)岡本、白川、春名、谷田、川渕の各氏=22日、高知県四万十市

 日本共産党の白川容子参院議員は22日、高知県の四万十市立市民病院を訪れ、濱川公祐院長と懇談しました。病院経営や人材確保などの面での困難や国政への要望などが出され、地域医療を守るため、率直に意見交換しました。

 同病院の金子雅紀事務局長が「経営状況はかなり厳しく、2024年度の決算で約1億円の赤字。診療報酬が物価高騰に追いついていない。人材確保も苦しい状況だ」と報告。濱川院長は「常勤9人の医師のうち3人が定年延長です」と述べました。

 白川氏はとりわけ人材確保が困難な職種をたずねました。濱川院長は「医師と看護師と薬剤師だが、それ以外の職種もこのまま何も手を打たないと、いずれ人材が集まらなくなる」と指摘。それらの職種を勉強した若い人が帰ってきやすい環境整備などが求められると話しました。

 「医師の数を増やすだけでは地方の医師不足は解消しない。医師の偏在を解決する手立てが必要だ」と語りました。そのうえで、「現場でできることには限りがある。国に何とかしてほしい」と求めました。

 白川氏は「みなさんの現場の声を届けてしっかり頑張ります」と表明しました。

 共産党の春名直章県委員長、岡本和也県議、谷田道子、川渕誠司両市議が同席しました。


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