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2025年9月22日(月)

白川氏、黒潮町長と懇談

高知 福祉施策で意見交換

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(写真)大西町長(右)と懇談する(左から)宮地、春名、白川、水野、山沖の各氏=21日、高知県黒潮町

 日本共産党の白川容子参院議員は21日、高知県黒潮町役場を訪ね大西勝也町長と懇談しました。一人も取り残さない先進的な福祉施策を聞き取るとともに、直面する課題などについて、率直に意見交換しました。春名直章県委員長、宮地葉子、水野佐知両町議、山沖幸喜・党大方支部長が同席しました。

 同町では、廃校小学校や旧保育所、地域の集会所などを活用した「あったかふれあいセンター」が町内6カ所に整備され、デイサービスに近いサービスを提供。介護予防や医師による健康相談、認知症カフェ、子ども食堂など多彩な活動を展開しています。買い物などの移動支援は年間8000件に上るなど、町のローカルバスネットワークを上回ります。同センターの年間のべ利用者が約1万8000人で全人口(約9700人)の2倍になるという話には、参加者から感嘆の声が上がりました。大西町長は「町の隅から隅までふれあいセンターのネットワークで全部網羅しています」と紹介。白川氏は「他の自治体にも広がると、よいですね」と応じました。

 今後の福祉の課題として、ヘルパーやケアマネジャー、保健師らのなり手がいない、確保が困難になっていることがあげられました。大西町長は「時間的猶予が全くないが、小さな自治体単独の努力ではクリアできない」と指摘。白川氏は「国がケア労働者の人材確保へ、その処遇改善にきちんと資金を投入することが必要だ」と述べました。


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