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2025年9月20日(土)

高市氏の不起訴不当

上脇教授、検察審に申し立て

 高市早苗前経済安保担当相の自民党支部が受け取ったパーティー券代金22万円を政治資金収支報告書に記載せず、購入者側の収支報告書に無断で「修正」をしたなどとして刑事告発されながら、奈良地検が不起訴としたことは不当だとして18日、告発した上脇博之神戸学院大学教授は検察審査会に申し立てました。

 高市氏が代表の自民党奈良県第二選挙区支部は、2021年に受け取ったパーティー券代金22万円などを収支報告書に記載していませんでした。上脇教授は22年に奈良地検に刑事告発。その直後、パーティー券を購入した「自民党山添村支部」の収支報告書が訂正され、パーティー券購入に支出した22万円が「12万円」と書き換えられていました。「しんぶん赤旗」日曜版の取材に、「山添村支部」の代表者は「誰が訂正したかもわからない」と述べるなど、虚偽訂正が明らかになっています。

 申立書で上脇教授は、虚偽訂正をしたのは、高市氏の自民党支部の会計責任者だと指摘。「極めて悪質」であり、「奈良地検が『嫌疑不十分』でさえなく『嫌疑なし』の理由で不起訴にしたのは、不自然どころかむしろ異常」と述べ、高市氏と会計責任者について「捜査が尽くされていると言えない。『不起訴不当』の議決をしてください」としています。


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