しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年9月20日(土)

きょうの潮流

 三重県鈴鹿市は生活保護の申請者に窓口で財布の中身を箱に出させていました。所持金額を1円単位まで把握するためでした。25円しかなかった男性は本紙に「不安のなかで箱にお金を入れること自体が惨めな気持ちだった」と▼利用者に対する行政側の対応は“貧しくなくてはならない”という劣等処遇そのものです。共産党の高橋さつき市議は6月定例議会でこの問題を取り上げて是正を要求。市は8日から自己申告制に改め、市長は謝罪しました▼こうした人権侵害を行っているのは鈴鹿市だけではありません。「ケースワーカーが訪ねてきて、たんすをすべて開けさせ、バッグもすべて開けさせ、出てきたお金をコタツに並べて携帯で写真を撮った」。全国生活と健康を守る会連合会が2016年3月、厚生労働省要請のさいに告発しました▼「ケースワーカーが家庭訪問し、間取りを確認するとして、トイレや風呂、押し入れを開けて中まで見た」。コロナ禍で生活困窮し、千葉県内で生活保護を申請したシングルマザーがそう語っていました。「ゴミ扱いされていると感じた」▼生活保護につながる直前、女性は通話料金も支払えず携帯電話は止められていました。手元には千円札1枚と小銭が少しだけ。ネットで調べて共産党に連絡。寄り添ってくれる人たちに出会えて「涙が出ました」▼生活保護は憲法25条(生存権)を具体化したもの。「利用者を虫以下のように扱うのは間違っている」と女性。生活保護は私たち国民の権利です。


pageup