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2025年9月18日(木)

きょうの潮流

 「外国人の生活保護がどんどん増えて大変なことになるってよ」。主治医の言葉に耳を疑いました。ネット内のフェイクが、ここまで広がっているのか―。都議選前のことです▼実際はどうか。永住権などが必要で、在留外国人の半数以上が生活保護の対象外です。難民として認められずホームレスになった西アフリカ人や、重労働に従事している外国人の姿も見えてきました▼「暮らしが大変だから、生活保護がよく見えるんだよ」と荒川区の生活と健康を守る会の角光男さん。「年金など最低ランクの収入を強いられる人が、自分がこんなに苦しいのに、外国人が生活保護を受けるなんてと思ってしまう」▼「最近も、建築関係の経営者が経営に行き詰まって、自殺未遂を図った。その人は生活保護につながったけどね」と。生活保護の対象となる困窮者は相当に増えているのに、生活保護の捕捉率は2割程度とも。「もっとつながらないと…」▼参院選ではメディアのファクトチェックは増えましたが、真実を伝える「しんぶん赤旗」の役割をいっそう痛感します。ある地方議員はニュースを発行し“治安の悪化”“留学生を優遇”などのデマに反論。「貧困と格差をつくり出した自民党政治をご一緒に変えましょう」と呼びかけています▼先日、久しぶりに受診すると、主治医が「参政党、とんでもないよね。『日本人ファースト』って何?」と怒っていました。「診療報酬の削減で病院の経営も大変だよ。共産党に入れたから、頑張ってよ」


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