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2025年9月14日(日)

ガザ虐殺 加担しないで

東京・新宿 NGO呼びかけデモ

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(写真)「パレスチナ解放」などと声を上げるデモ参加者=13日、東京都新宿区

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザでのジェノサイド(集団殺害)が続くなか、ガザの子どもたちの生きる権利を守ることを訴えるデモが13日、東京・新宿駅前でありました。アムネスティ・インターナショナルが世界中に呼びかけた行動の一環。新宿駅前に120人以上、イスラエル大使館で直前まで開かれていたデモには220人以上が参加しました。

 国籍や年齢がさまざまな参加者は、ガザに住む子どもたちの名前などの書かれたプラカードなどを持参。「パレスチナ解放」「虐殺やめろ」などと声を上げました。

 大学で社会学を学ぶ学生(21)=東京都品川区=は、学童や児童館でアルバイトしています。自身が子どもと関わった後に、SNSでガザの痩せ細った子どもを見ると「この違いは何だろう」と考え込んでしまうといいます。国際社会は虐殺に沈黙するだけでなく加担していると強調。「これでいいはずがない。こうやって運動するのと同時に身近な人にも伝えていきたい」と話しました。

 岩手県滝沢市からの参加者(34)は黄色と赤、青の布を「いきませんマックやスタバ 血のにおい 手を貸さないでジェノサイドに」と縫い付けた自作の黒い布を持参しました。

 「この布を見た人が『何だろう』と思って帰ってから、不買運動について考えてほしい」といいます。東日本大震災後に続いていたガザと東北の子どもたちの交流は、ガザへの攻撃後は止まっているといいます。「ガザの子どもたちが交流できる状況にないんだと思う。私には運動を続けることしかできないけど、絶望はしたくない」


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