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2025年9月10日(水)

市民「ガザに食料通せ」

イスラエル大使館 署名受領拒否

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(写真)イスラエル大使館周辺でガザへの食料搬入を求める市民のスタンディング=9日、東京都千代田区

 イスラエルによる軍事攻撃や食料支援妨害により、深刻な飢饉(ききん)が広がっているガザへの食料搬入を求めて市民が9日、東京都千代田区のイスラエル大使館にオンライン署名「イスラエルにガザ市への食料物資搬入を許可させよう」の提出をしようとしたところ、受け取りを拒否されました。市民らは同日、同大使館前でスタンディングを実施しました。

 ガザの惨状に心を痛めた神奈川県相模原市の医師で神奈川北央医療生活協同組合理事長の牛山元美さんが8月23日に署名活動を開始。8日時点で3176人分の署名が集まりました。ガザの飢饉は「意図的に引き起こされた飢饉であり、非人道的行為」だとして、「ガザ市へのすべての食料物資の搬入をただちに許可する」ことをイスラエル政府に求めています。

 同大使館から署名を直接受け取らないと事前に伝えられたため、署名を8日、同大使館に郵送。牛山さんたちは9日午後、同大使館前で、郵送した署名の受理確認と郵送後集まった追加署名の提出を求めましたが、断られました。

 牛山さんたちは、同大使館近辺でスタンディングを実施。「ガザの子どもを飢えさせるな」「パレスチナに自由を」などのプラカードを日英両語で掲げ、食料支援再開と人道的な立場からの事態打開を強く求めました。

 牛山さんは「食料が、ガザ周辺には山積みにされたままなのに、イスラエルが搬入を認めないため、子どもや民間人が無残に殺されている。ただちに搬入を認めるべきだ」と訴えました。


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