しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年9月8日(月)

PFAS問題 超党派で

大阪・摂津 集会で地域住民ら

写真

(写真)集会で質問に答える辰巳氏(中央)=7日、大阪府摂津市

 大阪府摂津市のダイキン工業淀川製作所から広がるPFAS(有機フッ素化合物)汚染問題について7日、同製作所に隣接する小学校で地域住民らが集会を開きました。各政党から国会議員や地方議員が参加し、日本共産党からは辰巳孝太郎衆院議員と増永和起摂津市議が参加しました。

 集会では地域在住の女性(78)が、かつて水田に水を入れたとき、石けんのように泡だったことを話し、耕作をやめたと述べました。その上で、各議員に超党派で取り組み解決してほしいと呼びかけました。

 辰巳氏は、住民の血液検査や環境省のエコチル調査で健康被害があることが分かってきたことを紹介し、摂津市では大本にダイキンがあると述べました。その上で解決に向け、超党派で国、行政、企業を動かすため頑張りたいと話しました。

 PFAS問題で健康調査を行っている、うえに生協診療所の金谷邦夫医師が、摂津市の疫学調査の結果について報告。血液検査の結果、府内の平均が全国の3倍と高く、摂津市と隣接する大阪市東淀川区がその中でも高いことを紹介し、地産の野菜だけでなく工場から排出された粉じんによる暴露の可能性を示唆しました。小泉昭夫京都大学名誉教授、村松昭夫弁護士もそれぞれ報告。岡山県吉備中央町、兵庫県明石市のPFAS問題について、それぞれの住民団体から報告がありました。


pageup