2025年9月7日(日)
果実ハウス栽培 始めたばかりで
静岡突風 共産党町議に切々
![]() (写真)突風により、ひしゃげた農業用ハウス=6日、静岡県吉田町(鈴木千佳さん提供) |
台風15号の影響で5日に突風でバスや電柱が倒壊するなどした静岡県牧之原市の隣の吉田町でも、電柱や信号機が倒壊し、家屋や農業用ハウスなどに大きな被害がありました。日本共産党の大石巌町議は、突風が収まった後、6日にかけて被害地域を調査し、住民の声を聞きました。鈴木千佳・党県常任委員も調査に入りました。
大石町議によると、町内では屋根瓦が飛ばされたり窓ガラスが割れたりした家屋が見られました。丸ごと吹き飛ばされた電柱や信号機もあり、人々が道路に散乱した屋根瓦などの片付けに追われていました。
イチゴやブドウを栽培する農業用ハウスは、骨組みが変形するなどの被害を受けました。最近、仲間と共同でハウス栽培を始めたばかりだった農家も被害を受けました。「今からできるところだったのにいきなりやられて、採算が取れない。直すのに相当なお金がかかるだろうし、復旧も大変だ」と話していたといいます。
屋根の被害で雨漏りしたり室内がガラスの破片だらけで住めない家もありました。大石町議は「倉庫への災害の援助はあるのか、配布したブルーシート以外に援助はあるのか、町に交渉したい」と話しました。
吉田消防署によると、榛原総合病院前の道路が電柱などの倒壊で5日午後1時31分に使用不可になりました。交通救助と建物火災で各1件、油漏洩(ろうえい)で2件、倒壊した建物による負傷で1件の出動がありました。突風の影響による停電は復旧しましたが、消防署の担当者は、6日午後4時55分現在、ネットワークが使えない状況が続いていると話しました。









