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2025年9月3日(水)

釧路湿原メガソーラー規制を

環境省に岩渕・畠山氏

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(写真)釧路湿原でのメガソーラー規制を求める(左から)畠山、岩渕両氏=2日、参院議員会館

 北海道の釧路湿原国立公園の近くで大規模な太陽光発電パネルの設置が進められている問題で、日本共産党の岩渕友参院議員と畠山和也元衆院議員は2日、環境省から説明を受けました。

 大規模太陽光発電の事業者は大阪府の企業で、湿原の端に発電容量2000キロワット、6600枚のパネルを設置します。国立公園の鳥獣保護区外ですが、希少動物のオジロワシの生息地で、地元の自然保護団体や研究者などが開発の中止を求めています。

 釧路市はこの問題を受け、太陽光発電施設の設置に関わる条例を検討中で、設置禁止区域を指定する予定ですが、すでに工事が進んでいる事業は対象外となります。

 同省によると、事業者は再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)を申請していないため、関係法令違反を問われません。

 畠山氏は、市民にとって釧路湿原は大事な地域の宝であることを同省に説明し、「事業が進んだ後でも、環境に関わる新たな事実が明らかになった場合はさかのぼって規制できる法的な枠組みが必要だ」と主張しました。


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