2025年9月3日(水)
ベトナム独立80周年
緒方副委員長、トー・ラム書記長らとの会合に出席し発言
![]() (写真)ベトナム共産党のトー・ラム書記長(左)とあいさつを交わす緒方副委員長(右端)=1日、ハノイのベトナム共産党本部 |
日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者は1日、ベトナム独立80周年記念式典に出席するため訪問したハノイでベトナム共産党のトー・ラム書記長をはじめとする同党指導部と各国の政党代表との会合に出席しました。
発言を求められた緒方氏は、独立80周年に祝意を伝え、1945年のベトナムの8月革命と9月2日の独立宣言について、「20世紀に諸民族が相次いで自由と独立を勝ち取って世界の植民地体制を崩壊させた、民族解放の新時代の序曲となった勝利であり、世界史的な意義を持つものだ」と強調しました。
緒方氏は、20世紀の民族独立が世界の構造変化をすすめ、世界各国の人々が民族自決、主権、平等、紛争の平和的解決などの原則と法に基づく国際秩序のもとで平和と社会進歩を目指す、今日の世界の本流につながっているとの考えを表明。独立後も続いた帝国主義の侵略を打ち破り、ドイモイ(刷新)路線のもと目覚ましい発展をとげたベトナムが、「地域と世界の平和と発展にますます貢献することを願っている」と述べました。
トー・ラム書記長は、80年前の独立宣言について「植民地支配を終わらせ、ベトナムの民族独立の時代を切り開く、偉大な画期を成した」と強調。この80年、国際的団結とともに、民族の団結であらゆる困難を乗り越え、多くの成功を勝ち取ってきたと述べ、ベトナムの民族解放闘争に連帯してきた世界の諸政党、平和と進歩を支持する市民への連帯をあらためて表明しました。
緒方氏とトー・ラム書記長はこの会合に際し、あいさつを交わし、緒方氏は共通の国際課題で引き続き協力を強化していきたいと述べました。トー・ラム書記長は式典への参加に感謝すると述べ、協力強化に賛意を示しました。緒方氏は会合に出席していたレ・ホアイ・チュン党書記・外相代行に日本共産党中央委員会の祝辞を手渡しました。
緒方氏は2日、ハノイで大規模に開かれた独立80周年記念式典に出席しました。一連の日程には井上歩国際委員会委員が同行しました。









