2025年8月28日(木)
政府が米増産方針を与野党に説明
岩渕議員、委員会開会を要求
参院委理事懇
![]() (写真)岩渕友議員 |
政府は27日、参院農林水産委員会の理事懇談会で、米の需給状況と、増産にかじを切る方針などについて与野党の委員に説明しました。日本共産党の岩渕友参院議員は「今までと何が違うのか」と追及するとともに、「高温、カメムシや豪雨の被害、トランプ関税の問題など、課題が山積している。閉会中であっても委員会を開くべきだ」と要求しました。
農林水産省の山口靖農産局長は需要を見誤った理由について「インバウンドの増加や精米歩留まりの減少を反映できなかった」と説明。米の増産にかじを切るとして「基本計画に基づき、生産者自らの判断による需要に応じた生産を後押しする」と説明しました。
岩渕氏は「転換というが、今までと同じではないか。これまでと一体何が違うのか」と質問。政府側は「農地の集約や大規模・大区画化を大胆に進める。スマート農業や新品種の開発を加速化する」などと、これまでと何ら変わらない政策を並べました。
立憲民主党の田名部匡代参院議員は「米の供給が不足していることは、早くから紙智子さん(日本共産党前参院議員)が指摘していた。足りないかもと思わなかったのか」と質問。政府側は「これまでの減少傾向を見ると、十分対応できると思ってしまった」と言い訳しました。









