2025年8月28日(木)
テルアビブ35万人「停戦を」
![]() (写真)26日、イスラエル・テルアビブの人質広場で行われた35万人の抗議集会(アミル・ゴールドスタイン氏提供) |
【カイロ=米沢博史】イスラエルの商都テルアビブ中心部にある人質広場で26日夜、人質の即時解放と戦争の終結を求める集会が開かれ、主催団体の人質・行方不明者家族会によると35万人以上が参加しました。
閣議でガザ市制圧計画が議論されるこの日を家族会は「全国闘争の日」と位置づけました。午前7時から全国各地の交差点で抗議を始め、デモ、集会、座り込みなど多様な行動が終日、展開されました。
米国が5月に提示し、イスラエルが7月初めにいったん受け入れた停戦案とほぼ同じ内容に、今月に入って仲介国とハマスが合意。しかし、イスラエルがこれを無視していることに国民の間に強い反発が広がっています。家族会は声明で「35万人超が集まったことは明確なメッセージだ。政府は提示された停戦案に署名しなければならない。国全体が戦争の終結と人質の帰還を求めている」と強調しました。
自身は人質から解放されたものの、夫がなお拘束中のシェロン・クニオさんは集会で「娘たちが毎晩『お父さんは帰ってくるの?』と聞きます。目の前に、米国が支持し、ハマスも合意した停戦案があり、国民も同じ声をあげています。私たちはあきらめません」と訴えました。
ナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者コレット・アビタルさんは午前に行われた対話企画で「50年後、人々は『なぜ行動しなかったのか』と問うでしょう。今こそこの悪夢を終わらせる時です」と語りました。
イスラエル紙エルサレム・ポストは同日、世論調査を発表。国民の73・8%が「人質返還と戦争終結の合意」を支持し、戦闘継続を望むのは26・2%にとどまりました。政権与党リクード支持者の半数以上も合意を支持しています。









