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2025年8月25日(月)

多忙化・不登校どう打開

高知 吉良議員と教育のつどい

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(写真)吉良氏(壇上)の話を聞く参加者=24日、高知市

 日本共産党高知県委員会は24日、吉良よし子参院議員を迎えて高知市で教育のつどいを開きました。会場は現職の教員や元教員、子育て中の人らで満席。吉良氏は事前に寄せられた質問に一つひとつ丁寧に答え、教育現場の困難と打開の展望をともに考えました。

 「教員の多忙化の原因と解決方向についてどう考えるか」の問いに吉良氏は教員1人当たりの業務量が多過ぎることと、残業代が払われず行政にコスト意識がないことが、教員の多忙化をもたらしていると指摘。「教員の定数を増やして1人当たりの業務量を減らすことと、残業代を払うようにすることが必要だ」と述べました。

 「教育基本法が改悪され管理・統制がとても強まり、不登校も大変に増えてきた。解決のために何をしたらよいか」との問いに対しては、第2次安倍政権以来、教員の精神疾患と不登校が急増していることを紹介。国の教育政策が押しつけられ教員も子どもも管理、評価にさらされて疲弊し、学校に行けない状況になっていると告発。「学校のあり方を変えないといけない。国の教育政策の押しつけをやめさせ、教員を増やし、子どもに向き合う教育をめざそう」と呼びかけました。

 最後に吉良氏は「国民一人ひとりの声で政治を動かすのが日本共産党だ。この草の根の力を大きくしよう」と入党を訴えました。

 参加した小学校教員の男性(44)は「教育現場で泣き寝入りするのでなく、保護者や市民もまきこんで運動していくことが大事だと思った」と話しました。


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