2025年8月25日(月)
期限切られた災害ゴミの回収 集落に流入した土砂の撤去進まず
九州大雨 被災者に寄り添った支援急務
山添政策委員長が現地調査
熊本・八代
![]() (写真)土砂の流れ込んだ車と住宅を調査する山添氏(右)=24日、熊本県八代市興善寺町 |
8日から11日の九州地方を中心とした大雨災害で甚大な被害を受けた熊本県八代市で、日本共産党の山添拓参院議員は24日、現地調査をしました。
千丁町地区では、床上浸水の被害を受けた建設業者のAさん(68)が地面から70センチの高さまで達した水の跡を示し、「床上まで漬かったことはなかったが、あれよあれよという間に水が上がってきた」と証言。災害ゴミを市内3カ所の仮置き場に被災者自身が持ち込まねばならず、受け入れも9月10日までになっているとし、「何軒も床上浸水し、ボランティアもまだ来ていない。期限を切るなんて市民に寄り添っていない」と怒りをにじませました。
興善寺町地区では大谷川からの土砂が流れ込んだ集落を調査し、小学校校庭に山積みにされた土砂や、被災した車、住宅を視察しました。自宅が床下浸水したBさん(64)は「ボランティアや親族、知人の助けで床下の土砂をかきだした。道との境が分からないほど土砂に埋まった川や、大量の土砂が入った川沿いの家の土砂を、早急に取り除いてほしい」と要望しました。
山添氏は、「宅地の中の土砂撤去も公費でできる制度がある。災害ゴミは期限を切らず回収し、軒先回収も実施するよう、はしもと徳一郎市議とともに働きかけたい」と述べ、生活と生業の再建に力を尽くすと励ましました。









