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2025年8月22日(金)

一歩間違えば大惨事

米軍艦船火災でデニー知事

再発防止を要求

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(写真)会見する玉城デニー知事=21日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は21日、県庁で会見し、前日に同県うるま市の米軍ホワイトビーチ沖合で起きた米海軍のドック型輸送揚陸艦ニューオーリンズの火災についてコメントしました。「同艦船には弾薬が搭載されているとの情報もあり、県民に大きな不安を与えるもので、一歩間違えば住民を巻き込む大惨事につながりかねず、大変遺憾だ」と表明。米軍などに原因究明や安全管理の徹底と実効性ある再発防止策を求めていくと述べました。

 デニー知事は、海上保安庁と防衛省沖縄防衛局からの情報に基づき、米艦船周辺に流出した油などは認められておらず、海軍兵2人が軽傷を負ったと説明。米軍のプレスリリース情報では21日午前4時に鎮火したとする一方、海保への確認では同8時30分時点で完全に鎮火されたことは確認されていないと食い違いがあることも明らかにし、沖縄防衛局に事故の詳細について説明を求めていく考えを示しました。

 また、県内の米軍基地周辺などから人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物PFASが高濃度で検出されている問題を受け、県として健康影響に特化した検討委員会を立ち上げると公表。公衆衛生学や疫学などの専門家で構成し、県が主体となって県民の血液検査を実施する可能性も含め対策を検討するとして、8月末に第1回会合を開くと述べました。


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