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2025年8月22日(金)

熊本・八代の避難所改善を

仁比氏要請 内閣府、対応へ動く

 10日からの大雨で被害を受けた熊本県八代市で、避難所の環境が悪く避難者から悲鳴が上がっているとして、日本共産党の仁比聡平参院議員は20日、内閣府に状況の把握と改善を要請しました。内閣府は熊本県と八代市に聞き取りのうえ対応に動き始めたことを21日に報告しました。

 避難者の声は、日本共産党の橋本徳一郎市議と地元の党支部が地域の要望を聞き取るなかで寄せられたもの。仁比氏は、聞き取りによると、複数の避難所が集約され、避難者から「段ボールベッドもパーティションもなく、休まらない。床に布団を敷いて寝ている。食事も毎日同じ弁当で、今にも体調を崩しそうだ」と苦情が寄せられていると指摘。国の対応を求めました。

 内閣府は、災害関連死を出さないために避難所の環境改善は非常に重要だと回答。段ボールベッドやパーティションが行き渡っているか、弁当の改善ができないかを確認するとしました。

 21日には、県・市へ聞き取りの結果、▽段ボールベッドやパーティションを希望者全員に手配する▽弁当の改善について市の担当部署と相談し、県にも支援を要請した―と仁比氏に報告しました。

 仁比氏は「自治体の判断で炊き出しをするなど、避難者が生活再建に向けて前向きになれるようにお願いする」と重ねて要請。内閣府は、自治体の判断で炊き出しといった対応が可能なことを同市に改めて伝えると応じました。


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